<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇5日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>
国内女子ツアー開幕戦には、胸を高鳴らせながら6人のルーキーが出場する。QTランク6位で開幕を迎えるのは永田加奈恵。「すごくドキドキ、ワクワク。いろんな気持ちが入り混じってます」と、スタートを待ちわびた。
兵庫県の滝川第二高から近大に進んだ永田が憧れるのが、同じ高校の1学年先輩・古江彩佳。12月末には、一緒に練習もした。「普段からそんなアドバイスはないですけど、一緒に練習させてもらって、見て学ぶことが多いです」といい、今年も「ショットの安定感が素晴らしくて、スイングも安定している。リズムが変わらないので、そこを見習いたい」とその姿を目に焼き付けた。
昨年のQTでは、古江からもらった『VIVA HEART』のウェアを着て今季前半戦の出場権を手繰り寄せたが、今年から『FILA』と契約。こういうところでも“プロ”としての変化がみられる。オフは「飛距離面が足りない部分があった。レギュラーで戦うため距離が欲しいなと思って、そこを伸ばしつつ、スイングを安定させて」と、地力をつけてきた。「まずはシード権を獲得できるように頑張りたいです」。フレッシュな笑顔とともにコースに飛び出していく。
【その他のルーキーの声】
■山口すず夏
「プロとして初めてJLPGAの試合に出られるのがすごい楽しみです。(日米ツアー参戦で)今プランを立てている最中。タフな1年になるとは思うんですけど、どこにいっても自分らしさ忘れないで楽しくやっていけたらいいですね。(米下部初戦は)4月の大会(IOA選手権)から行きます。最終的にはエプソンのポイントランクで10位以内に入ること。エプソンでも日本でも優勝したいです」
■入谷響
「もっと緊張すると思ったら緊張感よりワクワクというか楽しみが多いです。これまでレギュラーツアーに何回か出場させてもらって、プロテスト合格、QTを突破したのが自信になっています。オフはドライバーの精度を高めることと、アプローチ、パターを意識して練習していました。(師匠の中嶋常幸から)連絡をいただき、ラフに気をつけてとかフライヤーしやすいから、1番手下げてなどアドバイスをいただきました」
■荒木優奈
「開幕から出られるのはすごくうれしいし楽しみ。ショットはいい感じです。グリーンが硬くて、ランで奥までいくので外してはいけないところを見極めながらマネジメントできました。(コーライグリーンは)普段使っている練習場の周りのショートコースがコーライなので嫌いではないです。グリーンが速いから、(パットの時に)撫でたくなるけど、撫でたら目でもっていかれて切れてしまう。難しいところもありますね」
■徳永歩
「楽しみが一番大きいです。ツアーに出られるのはうれしいし、この雰囲気が好きです。オフはこれまでやってこなかったトレーニングを初めてやって、体幹を鍛えました。テストに受かるまでは筋トレが怖くてやってなかったけど、プロでやるにはトレーニングが必要だと思い取り入れました。一試合一試合、予選通過を目指してシードを獲れるように。1勝したいです」
■吉田鈴
「ずっと楽しみにしていた。プロになって、同じ土俵で戦うので、もっともっとレベルアップしたい。ルーキーだけどルーキーではないと思っています。他の1年目の選手に比べたら一歩進んでいる。そこは生かさないといけない。シードを取るためには、どれくらいのペースで予選を通らないといけないとか、まだ分かっていない。変に計算するのではなく、一試合一試合、しっかりと予選を通過して、積み重ねていくことを大事にしたいです」