＜富士フイルム・スタジオアリス女子オープン　事前情報◇6日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース（兵庫県）◇6435ヤード・パー72＞

国内女子ツアー今季第6戦「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」が、いよいよ7日（金）から3日間の日程で開催される。舞台は昨年の石坂GC（埼玉県）から、一昨年まで大会が行われていた花屋敷GCよかわC（兵庫県）に戻って、今季初の関西決戦。

「やっぱり関西で試合があるのは落ち着きます」と話すのは大阪府出身の山下美夢有。今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を24位タイで終え、続く第2戦からは18位タイ、12位タイ、8位タイと少しずつ調子を上げて、前週の「ヤマハレディスオープン葛城」では優勝した穴井詩とは1打差の単独3位でフィニッシュ。今季初優勝まで、あと一歩のところまできた。

開催コースの花屋敷GCはジュニア時代によく回っていたコースだけに、注目も集まっている。「スタジオアリスジュニアカップにも出ています。2回勝ちました」と山下。2011年8月開催と13年4月開催の大会で優勝を遂げている。

ただし「セッティングも難しいので、まずはノーボギーで。あとはグリーン上が難しいと思うので、考えながらプレーしていこうかなと思います」と慎重に構える。

グリーンが難しければ、狙いどころが絞られてショットの精度が求められる。グリーンを狙うショットを打ちやすくするためには、ティショットを曲げたくない。ピンから逆算したマネジメントを求められ、常に緊張を強いられる難しいコースということだ。

これまでのプレーから反省した点を聞くと、「今年はショートゲームがあまり良くないので、そこを重点的に意識してやっています」と答えた。花屋敷GCよかわCは高低差のあるコース。グリーンを外す場面は少なくないだろうと予想をしたか。万全の構えで初日を迎える女王・山下に隙は見えない。