<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目◇19日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6506ヤード・パー72>
ある意味、魅せるゴルフで岩井明愛がギャラリーを沸かせた。ワクワク、ハラハラ、そしてドキドキ。終盤4ホールはまさに「ギャラリーを楽しませたい」が口癖の岩井ツインズの姉の真骨頂ともいえるプレーの連続だった。
終盤4ホールにイーグル、ダボ、ボギー、バーディ 圧巻“明愛劇場”で首位キープ「いやぁ~、大変でした」
岩井明愛の後半は、イーグルありダブルボギーありなど、出入りが激しいゴルフとなった。
配信日時:2024年10月19日 08時56分
<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目◇19日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6506ヤード・パー72>
ある意味、魅せるゴルフで岩井明愛がギャラリーを沸かせた。ワクワク、ハラハラ、そしてドキドキ。終盤4ホールはまさに「ギャラリーを楽しませたい」が口癖の岩井ツインズの姉の真骨頂ともいえるプレーの連続だった。
「いやぁ~、大変でした」。苦笑いで振り返った“明愛劇場”はパー5の15番で奪取した圧巻イーグルで幕を開けた。残り225ヤードを5番ウッドでピン手前1.5メートルに2オンし、難なく奪った今季5個目のイーグル。だが、直後に待っていたのは“池ポチャ”だった。
16番はティショットが左サイドの池にダイレクトで飛び込んだ。ドロップゾーンからラフを渡り歩いて、5オン1パットのダブルボギー。「絶対に入れようと思った」と2メートルを1パットで沈めてトリプルボギーは何とか回避したが、続くパー3の17番もティショットをグリーン手前のラフに入れてスコアを落とした。
この時点で首位の座から陥落。それでも、最終18番は残り139ヤードの2打目をピン右2メートルにつけてのバーディ締めで、イ・ミニョン(韓国)と並ぶトータル13アンダーで首位に返り咲いた。
「いいところも、悪いところもあったけど、全部含めて楽しかった。16番のティショットがもったいなかったけど、自分は楽観的なので、引きずることはなかったですね。イヤなことはすぐ忘れるんです」
イーグル直後のダブルボギー。ショックは小さくないはずだ。しかも、首位争いの渦中。それでも、やったことは仕方ないと割り切ることができるポジティブさが、今季すでに3勝を挙げている22歳の最大の強みだ。「性格的なものだと思います。忘れようと思って忘れるわけではなく、気持ちは次に向いています」。フェアウェイをとらえたティショットから2打目、パットとすべてが完璧だった18番のバーディはまさに、その証明だった。
初Vから3勝を挙げた昨季は、9月にともに初日からの首位を守る完全Vで2週連続を果たしたが、今季の3勝はすべて逆転勝ちだった。首位で最終日を迎えるのは4月の「KKT杯バンテリンレディス」以来だが、そのときは最終日に「77」と崩れた。同じ轍を踏むつもりはない。
「あすはやっぱりティショットが一番大事になってくると思います」。メルセデス・ランキング1位の竹田麗央が予選落ちし、約1000pt差で3位につける明愛にとっては大きく差を縮める好機が到来。最終日はフェアウェイを闊歩(かっぽ)して、一等賞のゴールに飛び込む。(文・臼杵孝志)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース
NOBUTA GROUP マスターズGCレディースのニュース
- 新ドライバーが導いた2年ぶりの勝利 「替えて全てのプレーの安定感が戻った」【勝者のギア】
- 上田桃子の“紹介”でギャラリー大爆笑 アンバサダーとして大会盛り上げたイ・ボミ、スマイル・キャンディは不滅
- 「アメリカだとなかなか…」 畑岡奈紗が今季最初で最後の日本ツアーで感じた“温かさ”
- ミラクルパーセーブで2年ぶりの歓喜 イ・ミニョンが今季初の30代Vに感慨「同年代に元気を与えたかった」
- 亡き父の写真を忍ばせ戦う日々 シード復帰目指す木戸愛が“最遅”の生涯3億円到達「私らしくていいかな」
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |