<Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日◇17日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)◇6456ヤード・パー72>
悪天候により9ホールに短縮された最終日。3打差の12位から出た申ジエ(韓国)が怒とうの追い上げを見せた。5バーディ・ボギーなしの「31」で回り、トータル9アンダーでホールアウト。首位に並んだ鈴木愛、小祝さくらに1打及ばず3位で今季国内初戦を終えた。
申ジエが猛追も1打及ばず3位「日本に戻ってきた感じ」 大雨でも2000人超のギャラリーに感謝
9ホールに短縮された最終ラウンドで申ジエ(韓国)が猛烈に追い上げた。
配信日時:2024年3月17日 07時30分
<Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日◇17日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)◇6456ヤード・パー72>
悪天候により9ホールに短縮された最終日。3打差の12位から出た申ジエ(韓国)が怒とうの追い上げを見せた。5バーディ・ボギーなしの「31」で回り、トータル9アンダーでホールアウト。首位に並んだ鈴木愛、小祝さくらに1打及ばず3位で今季国内初戦を終えた。
初日と2日目は晴天により、コンパクションは25。硬く仕上がったグリーンに「コースが難しい」と話していたジエ。しかし、最終日に雨予報と知ると「グリーンコンディションが変わりやすいと思う。グリーンが軟らかくなれば(ピンを)直接狙えることもできるし、プレーできる雨だったらスコアは出ると思う」と話した。雨を苦手とする選手も少なくないが、百戦錬磨のジエにとってはめぐみの雨といったところだ。
有言実行の攻めだった。「朝ゴルフ場に来て(競技が)半分になったのは残念。(首位と)3打差あると9ホールではちょっと難しい感じはありました」。それでもスタートの10番でバーディが先行すると果敢な攻めを見せて13番からは3連続で首位に肉薄。17番でもバーディとしてこの時点で首位に並んだ。
最終18番(パー4)は湿ったフェアウェイからの2打目をピン手前3.5メートルに乗せる。「グリーンが濡れてどんどん重くなるのでショートするのはダメと思って…。3パットでもいいと思ってオーバーするように打ちました」。きれいに転がったボールはカップの左をわずかにそれた。「最後のパターは力が入りすぎて残念です」と肩を落としたが、大雨の中、元世界ランキング1位の力を見せつけた。
「今日は自分のプレーにどっぷりつかるような1日でした」と国内初戦で十分に存在感を示したが、「大雨の中でも多くのギャラリーのみなさんがいらっしゃって、そのおかげだと思います。日本に戻ってきた感じもするし、みなさんの熱い応援でいいプレーができました」と原動力となった2000人を超えるギャラリーに感謝の言葉を残した。
次戦は3月21日に開幕する米国女子ツアー「ファーヒルズ朴セリ選手権」となる。「試合の中でいい雰囲気のプレーができたので、これを持ってアメリカに行けばいい成績が出ると思います」と充実感が漂う。
雨の鹿児島で圧巻のプレーを見せたが、すぐに東京に移動してこの日の深夜便で渡米する。35歳になった元世界ランキング1位のジエは、今年のパリ五輪出場を目指して世界中でポイントを稼ぎに行く。(文・小高拓)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント
Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメントのニュース
- Vポイント×ENEOS 華やかな女子プロのウェアを徹底紹介【編集部ファッションチェック】
- 鈴木愛が連勝で大台到達! シャフトもヘッドもPINGの14本に変更なし【勝者のギア】
- シン・鈴木愛で3度目の2週連続Vと通算20勝を達成 初めて明かした夢が永久シードへの“ある”モチベーション
- 「練習していつかは勝ちたい」 小祝さくらは3度目のプレーオフも無念のV逸
- 2週連続最終日最終組から5位止まり 20歳・竹田麗央が浴びた優勝争いの洗礼
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |