日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は19日、2024年のトーナメント日程を発表。レギュラーツアーは今年と比べ1試合減の全37試合を開催することになった。この日発表された新スケジュールの主なポイントを、ここでまとめてみよう。
JLPGAツアー
国内女子 ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!
試合数は減少、冠スポンサーにも変化が… 女子ツアーが発表した来季日程の“ポイント”は?
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は19日、2024年のトーナメント日程を発表した。そのポイントは?
配信日時:2023年12月19日 22時30分
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は19日、2024年のトーナメント日程を発表。レギュラーツアーは今年と比べ1試合減の全37試合を開催することになった。この日発表された新スケジュールの主なポイントを、ここでまとめてみよう。
■試合数が減少
スケジュールから名前がなくなったのは、今年7月27~30日まで行われていた「楽天スーパーレディース」。レギュラーツアーでは、メジャー以外で唯一となるJLPGAの主催大会で、特別協賛を楽天グループが務めてきた。21年に第1回大会が行われたが、4度目の開催はなかった。代替トーナメントもなく、小林浩美会長いわく「猛暑対策など総合的な判断から空き週に」なる。これにより今季はシーズン中のオープンウィークがわずか1週間しかなかったが、来季は2週設けられることになる。
■“5年ぶり”に賞金総額が減少
レギュラーツアーの賞金総額は44億円。これは45億1734万円だった今年に比べ、1億1734万9000円減となる。そのうち1億円は、前述した楽天スーパーレディースの消滅分。残りの1734万9000円はというと、日本開催の米国女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」の換算レートを1ドル=140円に設定したため生じたもの。総額200万ドルという点に変更はないため、実質的に1試合なくなったことによって生じた差異だ。
なお、コロナ禍により2年間が統合された20-21シーズンの翌年にあたる22年を除くと、国内女子ツアーの賞金総額が減少するのは18年以来のこと。
■コニカミノルタ→ソニーに
大会名が変更されるのは4大会。そのうち大きな変更が、国内メジャーの「日本女子プロ選手権」だ。今年まで27年に渡りコニカミノルタの名が冠されていたが、来年はソニーが引き継ぎリニューアルされる。また昨年から「リシャール・ミル ヨネックスレディス」として行われた大会が「ヨネックスレディス」に戻るなどの変更点がある。
【大会名が変更される4試合】
「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」→「明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」
「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」→「Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント」
「リシャール・ミル ヨネックスレディス」→「ヨネックスレディス」
「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」→「ソニー 日本女子プロ選手権」
■難関・小樽も変更
開催コースが変更される大会は『10』。そのなかには、「リゾートトラストレディス」や「日本女子オープン」など、毎年会場を変えるサーキット大会も含まれる。大きく変わる大会のひとつが、8月に行われる「ニトリレディス」。2015年から使用され、ツアー屈指の呼び声も高い難関・小樽カントリー倶楽部(北海道)から、10~13年の開催地で同じ北海道の桂ゴルフ倶楽部に変更される。
【開催コースが変更される10試合】
「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」 石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)
「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)
「ブリヂストンレディスオープン」 袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)
「リゾートトラスト レディス」 関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)
「ヨネックスレディスゴルフ」 ヨネックスカントリークラブ(新潟県)
「ニトリレディスゴルフトーナメント」 桂ゴルフ倶楽部(北海道)
「ゴルフ5レディス」 ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜県)
「ソニー 日本女子プロ選手権」 かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)
「日本女子オープンゴルフ選手権」 大利根カントリークラブ 西コース(茨城県)
「TOTO ジャパンクラシック」 瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)
■リランキングのタイミングは?
QTから出場権を得た選手たちの出場優先順位を、獲得ポイントに応じてシーズン途中に変えるリランキングは今年ももちろん実施。そして、そのタイミングも今年と同じだ。第1回は6月14~16日開催の「ニチレイレディス」終了後で、第2回が9月20~22日の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」後。ただ、第1回までの試合数は今年と同じだが、第2回までは楽天スーパーレディースがなくなったことにともない1試合減少する。
■下部ツアーにも変更あり
下部のステップ・アップ・ツアーも4試合減少し、全19試合でスタート。そのうちの「かねひで美やらびオープン」は、開催コースのかねひで喜瀬カントリークラブが日本女子プロ選手権で使用されるため“休止”になる。中止になったのは「ラシンク・ニンジニア/RKB レディース」、「ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース」、「日台交流うどん県レディース」の3試合。ただ、小林会長は「いま準備中のものもある」と、今回があくまでも契約締結した大会を発表しただけ、と含みをもたせた。
また初めてステップ・アップ・ツアーでリランキングが行われる。開催時期はシーズン13戦目の「Sky レディースABC杯」(9月24~27日)後。ただ前年度・当該年のステップ優勝者、前年度のプロテスト合格者やファイナルQT進出者らは対象外になるため、主にQTランク105位以下で条件を満たしていない選手たちが、終盤戦の出場権を争うことになる。
■レジェンズツアーが“倍増”
45歳以上の女子プロゴルファーを対象に、04年から行われているシニアツアー(08年から名称はレジェンズツアー)が、今年の3試合から6試合に倍増。記録を見ると、これまでの最多は14、17、18年の5試合だったため、来年が過去最多となる。賞金総額も1億1100万円で5450万円アップ。主要カテゴリーで唯一増額した。
関連記事
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |