ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」が行われている石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)から。
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2日目をトータル8アンダー・首位タイで終えたプラチナ世代の阿部未悠。そんな彼女の趣味はなんといっても“写真撮影”だ。
オフの年末年始には、実家のある北海道で大きなレンズをつけたカメラを担いで冬の森に入り、自然の動物たちを撮影。“ネイチャー系カメラマン”として積極的に活動している。
「今年は例年通りフクロウを探しにいったのですが、いなくて。シマエナガ(小さな小鳥で雪の妖精と呼ばれている)を一瞬見かけたのですけど、 逃げられてしまって。あとはオジロワシとオオワシを撮りに行きました」
一方、人を被写体として撮影することは減ってしまったという。「(仲のいい)吉田優利が(米ツアー参戦で)いなくなってしまって。でも人を撮ることも好きになってきた。まだ勉強中ですけど、人はなかなか難しいです」。
ズバリ聞いてみた。阿部にとって写真撮影とは? 「趣味ですけど、自分の中では大事にしているもの。こういう風に撮りたいとか考える時間がすごく好き。集中力や諦めない気持ちが大事なところは、ゴルフと通ずるかな」。もし優勝賞金が手に入ったら、カメラではなくプロカメラマンが使う単焦点のレンズが欲しいとのことだ。