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櫻井心那は18番イーグルで目標の通算15アンダーに! 最終日は2差2位から2勝目狙う

櫻井心那が18番パー5でイーグルを決めてトータル15アンダー。ツアー2勝目へ2差2位で最終日を迎える。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2023年7月30日 08時00分

<楽天スーパーレディース 3日目◇29日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県)◇6636ヤード・パー72>
 
1カ月前にツアー初優勝を飾ったばかりのニューヒロインに早くも2勝目のチャンスが訪れた。8位タイからスタートした櫻井心那は「65」をマーク。首位に2打差のトータル15アンダー・2位で最終日を迎える。バーディ量産が今大会のテーマ。攻めた結果のピンチは課題のショートゲームの練習になると割り切り、積極果敢なゴルフを貫く。

平均255Y超! 櫻井心那のドライバースイング【連続写真】

上位陣の18番パー5はイーグルラッシュに沸いた。その先陣を切ったのが櫻井だ。残り233ヤードから3番ユーティリティで2オンに成功。イーグルパットは手前から6メートル、フックスライスのスネークラインだったが、これをど真ん中から沈めて、控えめに右の拳を握った。この日の目標は15アンダーまでスコアを伸ばすこと。「あと1個バーディというところで、16番でボギーが来て、結構落ち込んで17番もミスショットをしてしまったので、最後は冗談半分ですけど、キャディさんと『イーグルを獲って帰ろう』と話していたら、本当に獲れました」。
 
18番ではこれがこの日初のイーグルだったが、次の組では小祝さくら(トータル13アンダー・4位タイ)、続く最終組では鈴木愛(トータル17アンダー・単独首位)がイーグルフィニッシュ。櫻井のイーグルが呼び水になったように次々とスーパープレーが飛び出した。
 
スコア的にはバーディ数を増やすこと、技術面ではグリーン周りを含めた100ヤード以内を課題にしている。今大会は開幕前からバーディ合戦が予想されていただけに「難しいアプローチが残ったら、それはそれで練習になるとプラスにとらえて、イケると思ったときはどんどん攻めていこうという話をしていました」(古賀雄二キャディ)。この姿勢が3日間トータルで19個(1イーグルを含む)のバーディ量産に繋がっている。
 
この日応援に駆け付けた中央大学ゴルフ部の兄・豪さんは「夏休みなので帰省したかったんですけど、母は妹に帯同しているので、長崎に帰っても父しかいないんです。今週は父も最終日に応援に来るというので、ボクもこっちに来ました」。なかなか揃うことがない4人の家族が集まるのは初優勝を飾った「資生堂レディス」の最終日以来。櫻井の周囲には今回も何かが起こりそうな雰囲気が漂っている。
 
1日5アンダーペースのトータルでは20アンダーが当初の目標だったが、ホールアウト後は「21アンダーを目指します」とわずかに上方修正。理由は20アンダー達成に向けて「ちょっと余裕ができるから」だという。初優勝の直後から「次は狙って勝ちたい」と口にしていた櫻井は2打差を追う最終日に向けて「もちろん狙います」ときっぱり。狙って奪ったイーグルの次は狙って2勝目をつかみ取る。(文・田中宏治)

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