2024年の国内女子ツアーが2月29日にいよいよ開幕する。昨年は多くの若手たちが実力を発揮してシードをつかみとったが、ツアーのニューヒロインたちはどんな面々なのか。スタッツをもとにしたレーダーチャートとともに紹介する。今回は【蛭田みな美・26歳】。
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“3パットの女王”は過去のもの? 東北の星・蛭田みな美【初シード選手紹介】
ツアーのニューヒロインたちはどんな面々なのか。スタッツをもとにしたレーダーチャートとともに紹介する。今回は【蛭田みな美・26歳】。
配信日時:2024年1月30日 03時00分
2024年の国内女子ツアーが2月29日にいよいよ開幕する。昨年は多くの若手たちが実力を発揮してシードをつかみとったが、ツアーのニューヒロインたちはどんな面々なのか。スタッツをもとにしたレーダーチャートとともに紹介する。今回は【蛭田みな美・26歳】。
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福島が生んだ逸材がついに開花した。2016年のプロ入り後はレギュラーツアーの高い壁に阻まれていたが、昨年8月の「CAT Ladies」でついに初優勝。シーズン唯一の東北出身者によるタイトル獲得だった。
勝負強さも光った。初優勝は西郷真央とのプレーオフを制したものだったが、その1ホール目(パー5)で1打目、2打目ともにラフという苦しい状況。対する西郷は2打目をフェアウェイに置いてアドバンテージを作っていた。
だが、流れを自らの手で引き寄せた。残り157ヤードの3打目を1メートルにピタリ。本人も「奇跡」と振り返る一打でバーディにつなげて、歓喜の瞬間を迎えた。
初優勝後はそのポテンシャルを大いに発揮。トップ10入りを5度記録するなど、2勝目がいつ来てもおかしくない活躍を見せた。
最大の武器はそのショット力。パーオン率は71.14%でツアー20位。ドライビングディスタンスは245.49ヤードで23位と飛距離も出る。これまではキャディを務める父・宏さんから「3パットの女王」とからかわれることもあったが、その3パット率は5.62%(96位)→3.70%(58位)と前年から大幅改善。グリーン上のパフォーマンスがさらに向上すれば、ツアー2勝目も見えてくる。
【2023シーズン主要スタッツ】
・平均ストローク:70.89(15位)
・パーオン率:70.22%(24位)
・平均パット数:1.78回(20位)
・ドライビングディスタンス:239.46ヤード(44位)
・フェアウェイキープ率:70.62%(20位)
・リカバリー率:66.07%(16位)
■蛭田みな美(ひるた・みなみ)
1997年7月15日生まれ。福島県出身、学校法人石川高卒。3歳からゴルフを始め、2014年からはJGAナショナルチーム入り。15年の「日本ジュニア」を制するなどトップアマとして活躍した。16年のプロテストに合格。以降はレギュラーツアーで目立った成績を残せずにいたが、23年に悲願の初優勝を遂げて初シード権をつかんだ。身長164cm。ユアサ商事所属。
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