3月6日開幕の「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンがスタートする国内女子ツアー。今年の注目選手たちの意気込みやオフの様子を、本人のコメントとともに紹介する。今回は、2021年大会覇者・小祝さくら。
昨季の年間女王・竹田麗央をはじめ、山下美夢有、岩井明愛・千怜姉妹らトップ選手たちが今年から米ツアーに挑戦。メルセデス・ランキングトップ5のうち、小祝さくらだけが引き続き日本を主戦場にする。
強豪たちが不在のいま、小祝は年間女王最有力候補だ。これまでツアー通算11勝。初優勝を挙げた2019年以降、毎年優勝を積み重ねている。19年から4季連続でポイントランキングトップ10入り。ライバルたちが米国へ渡った今シーズン、頂点に立つ可能性は十分にある。
目標に掲げる「複数回優勝」に向けて、オフは定期的にジムでトレーニングを重ね、国内外で合宿を実施。課題のアイアンショットを重点的に修正し、万全の体制で開幕戦に挑む。
「昨年大会の2日目、最終ホールで17メートルぐらいのバーディパットを
決めたことが、特に印象に残っています。入れないと予選落ちでしたが、奇跡的に入りました」と、振り返る。
「(今年は)開幕戦でいいスタートが切れるように頑張りたい」。気合い十分で臨むシーズン初戦。年間女王を目指す戦いが、ここから始まる。