<ゴルフ5レディス 事前情報◇8月31日◇ゴルフ5カントリー美唄コース(北海道)◇6472ヤード・パー72>
火曜日まで行われていた埼玉県・石坂カントリー倶楽部での「日本女子オープン」最終予選会を終え、臼井麗香はそのまま北海道に乗り込んだ。ウェイティング2番手につけていたが、出場枠が降りてきて無事にエントリー。同週には下部のステップ・アップ・ツアーも開催されているなか、迷いなく北海道戦を選択した。
「個性を殺してしまったのが遠回りに」 臼井麗香が取り戻した“自分らしさ”
原点回帰のれいちぇるが、シード復帰、そして優勝を目指していく。
配信日時:2023年9月1日 00時30分
<ゴルフ5レディス 事前情報◇8月31日◇ゴルフ5カントリー美唄コース(北海道)◇6472ヤード・パー72>
火曜日まで行われていた埼玉県・石坂カントリー倶楽部での「日本女子オープン」最終予選会を終え、臼井麗香はそのまま北海道に乗り込んだ。ウェイティング2番手につけていたが、出場枠が降りてきて無事にエントリー。同週には下部のステップ・アップ・ツアーも開催されているなか、迷いなく北海道戦を選択した。
ハードスケジュールだが、「やる気です。気合いはあります」と、開口一番、力強い言葉を口にする。予選会はトータル1アンダーで突破し、本戦出場権を獲得することができた。いまの調子についても、「自信は出てきて、調子も2年ぶりに戻ってきている感覚がある。あとは結果が出るのを待つだけ、という感じです」と前向きに話す。
今季はレギュラーツアー11試合に出場して、予選通過は2試合のみ。リランキングも77位と苦しいシーズンを迎えているなかで、このように前向きになれているのは、復調の兆しを感じているから。「一番良かった時のスイングに戻ってきました。その時の感覚はまだあって、大まかな動きはできるようになりました。細かいところはもう少し時間がかかるかもしれないけれど、自信は持ててきています」。
2018年のプロテストに合格すると、統合となった20-21年には初シードを獲得。国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパス杯」など2度の2位を経験した。ただ、そのときに勝ち切れなかったことから、いろいろと試行錯誤ようになったという。一番大きな変化は、自身のスイングの“特徴”を直すこと。テークバックで左ひざを前に出して飛ばしていたが、それを“綺麗”にしようとスイング改造に努めた。
「いままで2位どまりで、変えなければいけないとやっていた方向が間違っていたと思います。いろんな人から『クセを直した方がいい』と言われたりして、綺麗にスイングをして、結果的にゴルフがぐちゃぐちゃになってしまった。個性を殺してしまったのが、自分の一番の遠回りになったかもしれないですね」
いまもまだ体に染みついている感覚を頼りに、形ではなく、自身の力が最も出せる馴染みあるスイングにカムバック。昨年はメルセデス・ランキングで3桁に沈んだが、上向きになっている調子とともに、今シーズンの残りはさらに成績を求めていく。
ステップは出場3試合のみにとどめ、「レギュラーで活躍したいという思いが強かったので、ステップでランキングを上げるという選択肢もあったけれど、そこは頑張りたかった」と、目指す舞台に戻るために戦っている。悔しい2位を味わったことがあるからこそ、“優勝”への思いも強くなる。「レギュラーでは10位になったところで何も残らない。一番上を目指して毎回やるしかないし、このチャンスを生かしたいです」。24歳の“れいちぇる”は静かに闘志を燃やしている。(文・笠井あかり)
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