<Vポイント×SMBCレディス 事前情報◇18日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6668ヤード・パー72>
今週21日(金)に開幕する国内女子ツアー今季2戦目の火曜日の会場に、米国女子ツアーを主戦場にする渋野日向子、西村優菜、吉田優利の姿があった。いずれもここが今季の日本ツアー初戦となり、ひさしぶりに再会した選手たちとハグを交わすなど交流も楽しんでいる。
渋野は午前9時30分頃に練習場に現れ、長い棒やゴムチューブを使用して専属トレーナーとともにウォーミングアップから始動。その後はショット調整に励みながら、テーラーメイドの新作フェアウェイウッド『Qi35』のをテストしたりもしていた(現在は同社の『 Qi10』を使用)。練習を終えた後は、一度クラブハウスに戻り、そこでも友人たちとの再会をよろこんだ。
アプローチ練習を済ませると、午前11時頃に10番ティから練習ラウンドを開始。会場となる紫カントリークラブ すみれコースに対しては、直近で出場したシンガポールでの米ツアー「HSBC女子世界選手権」の会場で、「難しい。曲げたら終わりのコースというイメージがある。しっかりパーオンできるように頑張りたい」と話していた。
攻略法を練るように、練習ラウンド中はコースメモを見ながら入念にチェック。グリーンの右手前に池が広がる12番パー5の2打目では、「どこに刻んだらいいんだろう…」などチームで話し合いながら、フェアウェイにレイアップする球と、グリーン近くまで運ぶショットを打つなどイメージをふくらませた。ラウンド後には再び練習を行い、プロアマの前夜祭会場へと移動した。
そして吉田、西村も9ホールずつをプレー。西村はジュニア時代から指導を受ける中島敏雅コーチから熱心に指導を受ける姿が見られた。「中国が終わってそのまま直行してみてもらいました」と、予選落ちした前戦の米ツアー「ブルーベイLPGA」翌週からスイングを見直し。今回も会場に帯同し、練習場でも調整に励んだ。すでにシーズンが始っている3人だが、日本でのプレーに注目も高まる。(文・高木彩音)