JLPGAツアー
国内女子
伊藤園レディス
好印象の地で狙うはプロ初V 政田夢乃はQT147位→シード争い「いまこの状況にいることがうれしい」
ルーキー・政田夢乃もシード権争いの渦中。好相性の地でいまの心境は?
配信日時:2024年11月7日 09時02分
<伊藤園レディス 事前情報◇7日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6769ヤード・パー72>
昨年のプロテストに合格し、ルーキーとして戦う政田夢乃は来季の“職場確保”もかかる大事な終盤を戦っている。
来季のフルシード権を得る条件は、メルセデス・ランキング(MR)で50位以内に入ること。そして“準シード”ともいわれる前半戦の出場権は51~55位以内の選手に与えられる。現在、332.24ptで60位につけているが、残りの試合でポイントを稼ぎ、「最低でも55位に入りたい」という気持ちで挑んでいる。
ルーキーイヤーはQTランキング147位で始まった。「ステップも出れる順位ではなかったので。いまこの状況にいられることがうれしい」。試合に出場できるか不安を感じていたプロ1年目のスタートから一転、レギュラー自身初戦の「リゾートトラストレディス」で8位タイに入ると、「NEC軽井沢72ゴルフ」では優勝争いの末2位で終えた。
主催者推薦で出た試合でポイントを稼ぎ、リランキングを突破。ここまで18試合に出場することができ、予選落ちはわずか2回で、トップ10入りは4回。シード争いができる位置まで駆け上がることができた。
「そう考えたら、試合に出られることがもう幸せです。レギュラーツアーにこんなに出られると思っていなかったので、いい経験ができた1年だったし、それが来年につながればいい。無理に頑張ってシードを意識するよりは、優勝やトップ10に入りたいとか、そういう気持ちのほうが強いです。それを目指して頑張っていたら、シードもついてくるんじゃないかな」。目標はあくまでも初優勝、というスタンスだ。
プロテストは5回目の受験で合格した。将来がかかる“ボーダーライン”との戦いは、これまでも何度も経験してきた。「多分プロテストと一緒で、そのラインを目指していたらラインの下になる。目標はフルシードの上にしておいて、結果的に55位以内に入っていれば上出来です」。プロテストで得たマインドコントロールを、55位のボーダーライン突破につなげていきたい。
今週は大事な一週間になる。2020年にはアマチュアとして出場し、トータルイーブンパー・45位タイでローアマを受賞した。「思い出の試合なんです。コースに苦手はない。でも当時よりもティイングエリアの位置が後ろに下がっていたり、ドライバーを打ちにくいホールが何カ所かある。そこだけ注意して頑張ります!」。思い入れのある舞台で、初の栄冠を飾りたい。(文・高木彩音)
この記事のタグ
関連記事
伊藤園レディス
伊藤園レディスのニュース
- 年間女王争いはラストスパートに突入 今週に決着する“条件”は?
- 原因不明の病を抱えながらの挑戦 大山志保が復帰前日に流した“うれし涙”「ゴルフができることが幸せ」
- 「次のステップにそろそろ行く時期」 上田桃子が“引退”という言葉を使わなかった理由
- 塩顔系? 「イケメン好き」の阿部未悠も納得 ブリヂストンの“2025年版アイアン”に選手たちが好反応
- 「敵は自分」 きょう27歳バースデーの宮田成華は“初シード”目前も自然体