2月29日から開催される「ダイキンオーキッドレディス」で国内女子ツアーの新シーズンが幕を開ける。通年の出場権を持つシード選手は50人。さらに前半戦の出場権を持つ選手は昨年の賞金ランキング51〜55位の選手やステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1、2位などだ。そのほか、QT上位者も前半戦出場権を保持。そんなツアーの主力選手たち94人のデータをとことんチェックする。今回は『選手の出身地』について。
◇
東西で出身者を比べてみると、東日本(北海道、東北、関東、中部地方)は42人、西日本(近畿、中国、四国、九州・沖縄地方)は40人と、ほぼ互角。シード選手に限れば、東日本が24人、西日本が22人という結果になった。
都道府県別では、もっとも多いのは大阪府。2季連続の年間女王・山下美夢有や、初シード選手の仁井優花、枚方市出身の木村彩子、八尾市出身の濱田茉優とシード選手だけでも4人。QT上位選手は、岡山絵里、上野菜々子、高木萌衣、森井あやめと合計8人が大阪府出身だ。全員が“20代”とフレッシュな面々が活躍している。
2位タイには6人で神奈川県と北海道がランクイン。神奈川県は、ツアー2勝の川岸史果や“黄金世代”の原英莉花、ルーキーの年から2年連続でシード権を獲得した佐藤心結らがいる。北海道は昨季メルセデス・ランキング4位の小祝さくら、菊地絵理香、阿部未悠、内田ことこなどを擁している。
そして、4位タイには東京都と埼玉県で5人。東京都は、昨年2勝を挙げブレークをした菅沼菜々や今年から米ツアーに参戦している稲見萌寧ら。埼玉県は岩井ツインズ(明愛、千怜)や21歳の佐久間朱莉など、若手ホープたちの名が目立った。東京、神奈川、埼玉と関東の首都圏から、多数のプロを輩出していることが分かる。
海外出身選手は12人で、一番多いのは8人の韓国。台湾が2人、タイが1人、米国が1人という結果になった。