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「悔しいと思えるようになってきた」河本結がスイングとメンタルを整えて復活秒読み

過去を振り返り、未来につなげる。河本結の復活は間近だ。

所属 ALBA Net編集部
河合 昌浩 / Masahiro Kawai

配信日時:2023年8月10日 18時54分

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前情報◇10日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6702ヤード・パー72>

2週前の「楽天スーパーレディース」で、熱中症のため途中棄権。前週「北海道meijiカップ」は体調が戻らず予選落ちを喫した河本結。第1回リランキングで70位と振るわず、現状では出場できる試合が、今大会を含めて推薦枠の6試合。1試合たりとも気を抜くことができない。

可憐! 河本結のドレス姿!【写真】

というのも、リランキングは暫定40位にまで上げてきており、もうひと踏ん張りでシーズン後半戦の出場権が得られる位置にいる。1試合でも多く終盤の出場権を得るためには、第2回リランキング(9月24日)までは勝負どころなのだ。

過去の自分のスイングと今季前半戦のスイングを徹底的に比較して、「ギャグかと思うくらい違いました」と気づき、調子の良かったころのスイングに戻している。その成果が出て少しずつではあるが、上位で戦えるようにもなってきた。

「過去の感覚で新しいスイングをつくっています。惜しいところまで来ています。勝負が好きと言えなくなっていたんですが、久しぶりに悔しいと思えるようになりました」

2019年シーズンは「アクサレディス」で初優勝を遂げ、年間賞金ランキングで6位。そのころのスイングを取り戻しながら、さらに進化することを目指している。

それはスイングだけにとどまらない。「米国ツアーに挑戦して、メンタルをやられてしまったんです。食事もノドを通らないくらい。そのころから、勝負が好きだなんて思えなくなっていました」と明かし、5カ月前から「瞑想の先生に教わり始めました。メンタルを自分でコントロールして、不安とか怖い(という感情を)をなくしていくんです」と、メンタル面でも強化を図っている。

河本が話したのは『WINメディテーション』というパフォーマンスをアップするコンディショニングメソッドのこと。メジャーリーガーやサッカー日本代表選手、オリンピアンなどのスポーツ選手も取り組んでおり、瞑想により集中力を取り戻し、呼吸法で自律神経を整えて、さらにイメージトレーニングで脳の休息と活性化を促すのだという。

このメンタルトレーニングの効果もあって、「もともと才能がないと思っている私が、ツアーのトップで戦いながら“悔しいと思える”ようになってきた」と、うれしそうに話す。その表情からは、元気で強い河本の再起を、何にでもトライして自分に合ったものを取捨選択する、アスリートの貪欲さを感じさせる。

凡人だったら、過去の栄光に酔いしれるだけかもしれない。だが、河本結は違った。過去の振り返り方が、勝負に全力を注ぐアスリートなのだ。強い河本の復活は、そう遠くないだろう。(文・河合昌浩)

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