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シン・鈴木愛で3度目の2週連続Vと通算20勝を達成 初めて明かした夢が永久シードへの“ある”モチベーション

鈴木愛が悪天候の鹿児島大会を制し、節目の20勝目を飾った。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年3月18日 07時00分

<Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日◇17日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)◇6456ヤード・パー72>

異例の調整は吉と出た。鈴木愛がトータル10アンダーで並んだ小祝さくらとのプレーオフを2ホール目のパーで制し、1988年のツアー制度施行後、日本人選手では不動裕理、横峯さくらに次いで3人目となる20代での通算20勝目に到達した。

花びらのシャワーを浴びる鈴木愛【写真】

3週連続だった2019年11月以来となる3度目の2週連続優勝は不動裕理、アン・ソンジュ(韓国)に次ぐツアー史上3人目の快挙。完全すぎる復活を果たした元賞金女王は「今年の鈴木愛は違うぞ、というところを見せたかった。以前とは違う強さかなと思う」と自賛したが、大会前の調整方法もこれまでとは一線を画していた。

この大会は開幕2日前の水曜日に例年プロアマ戦が実施される。高知での今季初Vから鹿児島入り後、コースに来たのはその日だけ。月曜日と火曜日の2日間はトレーニングと体のメンテナンスに充て、開幕前日は完全オフ。昼まで爆睡したあとはショッピングセンターで普段着など10着ほどを爆買いした。

「試合前日に練習しなかったのはたぶん初めて。でも、好きなコースでの大会だったので、まず疲れを取った方がいいと思った。買い物もできてリラックスできたし、お昼までしっかり眠れたことが一番よかったです」

自他ともに認める練習の虫の変心は「正直言って今でも嫌いかな」と苦笑するトレーニングによって得た自信に裏付けされている。オフは体幹と下半身を中心に徹底的に体をいじめ抜いた。コロナ禍でシーズンが統合され、52試合が開催された20-21年は1勝止まり。22年は0勝、23年も1勝に終わり、現役引退を真剣に考えたこともある。復活を期した最初の一歩が、5月に30歳となる肉体改造だった。

「今年のオフは本当に充実していた。練習もめちゃくちゃ頑張ったし、気持ちも落ちついてきた」

14年の初優勝から281試合で20勝を積み上げた経験値を総動員する修正能力の高さも、「若い子たちに待ったをかけたい」という鈴木の大きな武器だ。初日は最終ホールの18番パー4で2打目を池に入れて、ダブルボギー。「ショットがまったくしっくりこない」と自分に腹を立てていたが、しっかり応急処置は施していた。「元々ドローヒッターだけど、そこを意識しすぎてドローがきつくなっていた。練習でカットめに打って、きょうの時点でストレートぐらいまで戻ってきた」。さらに動画チェックでボールとの距離が離れすぎて、前傾も深くなっていたことを発見。5センチほど構えたときに足をボールに近づけ、上体を上げることを意識すると、スイングが安定し、再現性の高いショットを取り戻すことができた。

「永久シードを取れたら、自分の好きなアーティストさんに自分のためだけに歌ってもらいたい。それが夢です。推しは、なにわ男子とGENERATIONS(from EXILE TRIBE)。少しでも早く取りたい」

ツアー史上6番目の若さとなる29歳313日での20勝目。平成生まれ初となる永久シード(30勝)への挑戦は乙女な夢が一番の原動力だった。(文・臼杵孝志)

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