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7オーバーから諦めずに3連続バーディ 西村優菜が発見できた好感触「こういう感じでやってたなって」

西村優菜は出遅れ4オーバー。後半3連続バーディが復調のきっかけになるか。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年3月22日 08時00分

<Vポイント×SMBCレディス 初日◇21日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6668ヤード・パー72>

ここまで不振が続く西村優菜が、もがきながらも少しずつ前に進んでいる。初日は11番を終えて7オーバーまで落としていたが、そこから3連続バーディで、ちょっぴりカムバック。「76」で踏みとどまった。

【写真】西村優菜がドレスアップしました

「けっこうショットが荒れていたので難しいゴルフではありました」と振り返るこの日は、フェアウェイキープ率が57.1%(8/14)で、パーオン率も55.6%(10/18)と低迷。ラフからピンが狙えなかったり、3パットしたり、寄せきれなかったり…と中盤には4連続ボギーもあった。大ギャラリーの声援を前に、なんとか表情を保とうとする様子も感じられたが、落胆していることはロープの外から見ていても伝わってくる。

3年前に同地で行われた「日本女子オープン」では3位に入っていて、「雰囲気がすごく好きなコース」でもある。ただ、コース難易度の高いガマン大会では、ショットの散らばりは致命的。「まとまってくれないと戦えないコース。そのあたりのストレスを感じながらではありました」、とネガティブに感じることも少なくはない。

それでも、後半にはいい手ごたえもあった。12番パー5では「ドライバーがけっこう飛んでいたので」と2打目でグリーンを狙い、あえて手前のガードバンカーへ。2.5メートルにつけて初のバーディを奪った。さらに13番、14番では7メートルほどのパットを流し込んで3連続。耐えたのと同時に、いい手応えも感じられた。

「こういう感じでやっていたな、というのを発見できました。3連続のところはいいリズムで振れて、パッティングもひとつ入ってからリズムよく打てていた。これならバーディの可能性があるゴルフになる、なんて思いながらラウンドができたのはすごくよかった」

今季はすでに米ツアー4試合に出場。そのうち予選カットのある2試合は、ともに決勝進出を逃している。「とにかく“3日間やりたい”って思っているなかで、最後まで諦めずに、3つ獲れたのはあしたにつながる。そこをプラスに捉えたいです。いい感覚を忘れないように練習して、スタートからその感覚でいけるように」。4オーバー・76位タイから2打を追いかけるカットラインを上回るだけではなく、来週から本土戦が本格化する米ツアーに向けて好材料を手にする一日にしたい。(文・笠井あかり)

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