<日本女子オープン 初日◇28日◇芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県)◇6528ヤード・パー72>
ここまで2週連続で勝利。しかも、ともに誰にもトップの座を譲らない完全優勝を続けている岩井明愛が、日本一決定戦の舞台でも“定位置”についた。午前組でスタートすると5バーディに加え、ボギーなしで7ラウンド連続となる首位(タイ)。全美貞(韓国)、鈴木愛に続く史上3人目の3週連続優勝、さらに史上初となる3試合連続の完全Vという快挙に向けて第一関門をクリアした。
“ツアー記録タイ”の7R連続首位…岩井明愛が3週完全Vへ加速 妹・千怜も上位「メジャーで一緒に回りたい」
女子ゴルファー日本一決定戦は、第1ラウンドが終了。岩井明愛がツアー記録タイとなる7ラウンド連続の首位に立った。
配信日時:2023年9月28日 09時38分
<日本女子オープン 初日◇28日◇芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県)◇6528ヤード・パー72>
ここまで2週連続で勝利。しかも、ともに誰にもトップの座を譲らない完全優勝を続けている岩井明愛が、日本一決定戦の舞台でも“定位置”についた。午前組でスタートすると5バーディに加え、ボギーなしで7ラウンド連続となる首位(タイ)。全美貞(韓国)、鈴木愛に続く史上3人目の3週連続優勝、さらに史上初となる3試合連続の完全Vという快挙に向けて第一関門をクリアした。
その勢いは衰えることがない。スタートの10番で残り139ヤードを手前3メートルにつけてバーディを奪うと、続く11番でも右3メートルのバーディパットを決め加速した。18番パー5では、231ヤードから3番ウッドで放ったセカンドショットがグリーン右手前に外れ、3打目も奥6メートルと寄せきれなかったが、これをねじ込む無双ぶり。後半も5、6番の連続バーディで危なげなく初日を終えた。
「自分のプレーができていました。一打一打、風の読みや番手選びでいいジャッジができている。イメージ通りの球が打てています」と、好調のラウンドを振り返る。午後には激しい雨と風がコースを襲ったが、その影響を受ける前にホールアウトするなど運も味方した。
開幕前に警戒していたラフからも、好ショットを連発。「昨日も練習したし、最悪なライもなかった」。折り返し直後の1番パー5では右ラフからの2打目がフェアウェイに出すだけになったが、3打目をきっちり2メートルまで寄せる。惜しくもバーディにはならなかったが、ピンチをチャンスに変えてしまうのが今の岩井だ。
この日は妹の千怜も3アンダー・10位タイと好スタートを切った。決勝ラウンドから2人一組でのプレーになるが、双子ツーサムも現実味が出てくる位置。「一緒に回りたいですね。いつかはメジャーで回ってみたい」と、これには姉も前のめりになる。妹の千怜は、15番でリーダーボードを見た時にトップにある姉の名前を確認した際、特に意識はなかったというが、それでも「ぜひ一緒に回りたい」という気持ちは同じ。
明愛は「歴史は作りたいけど、試合中は結果は気にせずに集中したい」と、変わらず自然体のまま大記録に向かうことになる。7ラウンド連続首位は、1988年のツアー制度施行後、同一年では申ジエ(韓国)の記録に並ぶトップタイとなる(※)。ツアーを騒がす最強ツインズが、福井でも主役の座を奪うのか?(文・間宮輝憲)
※年をまたぐと、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の『12』という記録がある(JLPGA発表)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
日本女子オープン
日本女子オープンのニュース
- 契約フリーで初勝利の原英莉花 でもアイアンだけは5勝すべてがミズノ製【勝者のギア】
- 原英莉花が毎年ボールに刻み込んでいる“想い” 今年は『readiness』…その意味は?
- 女子OPは“黄金世代のための大会”に? 原英莉花V2により5年連続で同世代が日本一に
- ジャンボが拗ねた? 原英莉花が“衝撃告白”「口をきいてもらってません」 でも優勝後には温かい祝福が…
- 「ずっと、こっちゃんを見ていました」 今季ベストの3位・木村彩子は同組選手から好イメージでショット復調
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |