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佐藤心結が祝賀会に出席 3年目の初優勝で気づいた”結果を残す”ヒケツとは?

29日、昨年ツアー初優勝を遂げた佐藤心結の優勝祝賀会が都内で行われた。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2025年1月31日 03時30分

佐藤心結が優勝祝賀会で今季の抱負を語った
佐藤心結が優勝祝賀会で今季の抱負を語った (撮影:ALBA)

昨年の「スタンレーレディスホンダ」で涙のツアー初優勝を遂げた佐藤心結の優勝祝賀会が29日、都内で開催された。

【写真】シブコとトロフィーを掲げる佐藤心結

この祝賀会は佐藤心結のスポンサーであるラディ クールジャパン株式会社の主催で行われ、同社とスポンサー契約を結ぶツアー通算2勝の森田遥も駆けつけたほか、関係者や応援者らが出席。プロ3年目のうれしい初優勝をお祝いした。多くの祝福を受け、「本当に優勝できてよかったなと改めて思いました。今年は複数回優勝をして、またみなさんと一緒に喜びたいと思います」と今季の目標を掲げた。

佐藤は高校3年時の2021年に「スタンレーレディス」でプレーオフまで進むも、渋野日向子に惜敗。アマチュア優勝は逃したが、十分に存在感を示した。プロ1年目の22年にはメルセデス・ランキング29位で初シードを獲得。23年は同39位。3年目の24年は序盤から調子が上がらず、開幕から出場20試合中15回の予選落ちを喫した。シード落ちのピンチでもあったが、10月には勝負強さを発揮して初優勝を掴んだ。

4年目の今年は初優勝の経験を活かして飛躍を誓うが、そこには根拠もある。「優勝の経験はすごく大きい。自信にもなりましたし、試合に対する気持ちやモチベーションがかなり違います。優勝したことで気づいたこともありました」と目を輝かせる。

佐藤のゴルフを変えた気づきとは…。「集中しすぎてミスをすると『なんでだろう』と自分に問いかけたり、自分に怒ることがありました。時には必要かもしれないけど、それがずっとだと苦しくなります」と昨年の前半戦は自分を責めることが多かったという。「スタンレーのときは、すごく楽しく回れて…。楽しんで回った方が結果はいいと気づきました。素直にゴルフを楽しめるようになってきましたし、今年は試合中にミスをしても笑えるマインドを作りたい」。今年は試合中に笑顔の回数とともに優勝回数も増やすつもりだ。

国内女子ツアーの開幕戦は「ダイキンオーキッドレディス」(3月6~9日)だが、佐藤の“開幕”はその2週前。「スタンレーレディスホンダ」での優勝により推薦出場する米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」に挑み、その翌週には台湾女子ツアーのメジャー大会「プレイヤーズ選手権」にも出場する。

「数少ないチャンスをいただけたことは本当にありがたいです。周りは雲の上の存在のような選手が多いので、いい経験をしたいです。出るからには優勝を目指さなきゃいけないし、成績を出せたらすごく自信になると思う。日本ツアーにつながる戦いをしたいですね」。今後は国内外で合宿を積んでからタイで初戦を迎える。海の向こうからいいニュースを届けたい。

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