白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。その今季全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。
■リゾートトラスト レディス(5月23~26日、兵庫・関西ゴルフ倶楽部、優勝:岩井明愛)
岩井明愛が今季12試合目で初優勝をつかんだ。単独首位でスタートした金澤志奈と同組で臨み、前半で追いつくと、バックナインでは4バーディの快進撃で逆転。猛追する2位の竹田麗央に3打差をつけ、トータル15アンダーで堂々の勝利を飾った。
特に前半3番パー4で見せたグリーン右カラーからの6メートルパットは圧巻。力強く拳を握り締める姿に、同組の金澤は「大事なパットは必ず決めてきた」と脱帽した。
この勝利で姉妹合わせて通算10勝目。妹・千怜が今季すでに2勝を挙げ、竹田麗央や韓国の15歳アマチュアといった新星たちが台頭する中、明愛は「ちょっと焦りもあった」と告白。それでも「本当にうれしいし、ホッとした気持ちも大きい」と笑顔を見せた。