2月29日から開催の「ダイキンオーキッドレディス」で国内女子ツアーは幕を開ける。そこではフレッシュなルーキーたちもプロゴルファーとしての第一歩を踏み出す。なかにはプロテスト直後に行われたQTを勝ち抜き、レギュラーツアーを主戦場にする選手もいる。今季前半戦に多く出場できそうなルーキーを紹介する。
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今回は、昨年のプロテストに合格してQTランク28位に入った、2003年生まれの“ダイヤモンド世代”吉澤柚月(ゆづき)だ。
初挑戦となった2021年度のプロテストは2次予選落ち。22年は最終まで駒を進めるも3打及ばず合格はできなかった。そして、昨年のプロテストで3度目の正直を果たした。
「プロテストではなく、普通の試合だと思って(会場に)入りました。朝も緊張はしていたけど、ガチガチではなく、いい緊張感でできたのが良かったです」と今までの経験が糧となった。
そして、12月にはQTも受験。「20位以内」を目標にしたが、惜しくも28位で競技を終えた。「悔しいですね。沖縄に行けるんですかね…」と開幕戦へ出場できるか不安を覗かせていたが、無事に沖縄でシーズンをスタートさせる。
今シーズンは「リランキングで上位に行けるように。それがうまくいけばシード獲得を目指していく」とはじける笑顔で意気込みを口にした。ルーキー吉澤の活躍にぜひ注目してもらいたい。