＜ニトリレディス　2日目◇25日◇小樽カントリー倶楽部（北海道）◇6695ヤード・パー72＞

初日は出だし5ホールで3バーディの猛発進をみせた岩井明愛。その後サスペンデッドとなり、2日目は6番から再開して3バーディ・2ボギーの「68」にまとめると、そのまま飛び出した第2ラウンドでは「71」をマーク。トータル5アンダーの上位戦線で予選ラウンドを終えた。

31ホールを駆け抜けた。「暑い、暑かったです」と汗をたらしながら少し重い足取りでホールアウトしたが、その表情は明るかった。「全体的に自分が満足するようなショットはないくらいだったけど、とりあえず予選を通れてよかったと思います」。全英帰りで迎えた先週の「CAT Ladies」では今季3度目の予選落ち。「あと2日できる！」と、週末に進めたことがなによりもうれしい。

朝イチでは上下黒だったウエアは、1時間弱ほどのインターバルで黄×白の装いに変えた。これは、「ただ単に、ウエアを変えて、気持ちを変えました」とリフレッシュのため。「朝に曇りかなと思って黒を着てみたら、晴れていたので失敗しました（笑）」と苦笑いもみせたが、ウエアとともに気合を入れ直し、アンダースコアにも結び付けた。

わずかなインターバルのなか着替えた選手も少なくない。双子の妹・千怜もそのひとり。リフレッシュや汗をかいたからなど理由は様々だが、それぞれ創意工夫で暑さと戦った。

熱中症アラートが初めて“全域”に発令されるなど、異常な暑さに見舞われている北海道。長丁場のプレーで疲れはかなり大きいが、それでも「あしたはきっと体力も回復していると思う。いっぱい寝ることですね」と、岩井にとっては睡眠が一番の良薬。3日目は遅いスタートになりそうだが、疲労回復に努め、“リフレッシュ”した気持ちで決勝ラウンドへと向かう。（文・笠井あかり）