ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

JLPGAツアー

国内女子 ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!

レイドオフの低いトップでも“あおらない”! 中村心の「寄り道がない」下ろし方とは?【注目ルーキーのスイング分析】

2025年の国内女子ツアールーキーのスイングをツアープロコーチの石井忍が解説。今回は元JGAナショナルチームの一員で、中嶋常幸の“愛弟子”でもある中村心のスイングを深掘りしていく。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年3月17日 12時30分

中村心のドライバースイングを分析していく
中村心のドライバースイングを分析していく (撮影:ALBA)

2025年の国内女子ツアールーキーのスイングをツアープロコーチの石井忍が解説。今回は元JGAナショナルチームの一員で、中嶋常幸の“愛弟子”でもある中村心のスイングを深掘りしていく。

【連続写真】シャフトの動きに注目! 中村心のドライバースイング

2023年の「日本女子オープン」でローアマチュアに輝き、24年はJGAナショナルチームのメンバーに選出され、米国で開催された「オーガスタナショナル女子アマチュア」にも出場。国内ツアー通算48勝を誇る中嶋常幸が主宰するトミーアカデミーでゴルフを学び、JLPGAプロテストでは2度目の挑戦で見事合格を果たした。

そんな中村は手首を使わずに体で始動し、手元を持ち上げる動作がないため、レイドオフの低いトップスイングになっている。そこからダウンスイングで「寄り道がない。シャフトが倒れずに、ボールへのコンタクトがいいスイングです」と石井は語る。

トップでシャフトが飛球線よりも左に向いている

トップでシャフトが飛球線よりも左に向いている (撮影:田中宏幸)

レイドオフというのは、トップスイングのときにシャフトが飛球線よりも左に向くこと。インサイドから下ろしやすくなる半面、「あおりやすくなります」。クラブが下から入ると、ボールが急激に左に曲がるチーピンが出たり、アイアンではダフリやトップにつながる。

中村がそうならないのは「クラブをタテに使って下ろしている」から。中村は切り返しでシャフトを少し立てていき、振り遅れを防いでいる。同時に「いい意味で右サイドが高い状態」と肩と腰のラインが右に倒れず水平回転していく。

「いい意味で右サイドが高い」右肩の位置に注目

「いい意味で右サイドが高い」右肩の位置に注目 (撮影:田中宏幸)

「いい意味で右サイドが高い」右肩の位置に注目

「いい意味で右サイドが高い」右肩の位置に注目 (撮影:田中宏幸)

「いい意味で右サイドが高い」右肩の位置に注目

「いい意味で右サイドが高い」右肩の位置に注目 (撮影:田中宏幸)

一般的には右肩が高い位置にあると、上半身が開く動きにつながり「球がつかまらなくてスライスしてしまう人には、少しネガティブなイメージ」が持たれやすい。しかし、「ショットメーカーにはこの右サイドの高さがある人が多い」。ボールに対してヘッドがレベルに入りやすく、あおらず、打ち込みすぎず、安定したショットにつながっている。

■石井忍(いしい・しのぶ)1974年生まれ、千葉県出身。東京学館浦安高等学校、日本大学のゴルフ部で腕を磨き、98年プロテスト合格。2010年にツアープロコーチとして活動を始め、多くの男女ツアープロを指導。また「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアへの指導にも力を入れている。

関連記事

JLPGAツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. JLPGA (国内女子)
    2025年3月21日 3月23日
    開催中
    Vポイント×SMBCレディス
  2. PGA (米国男子)
    2025年3月20日 3月23日
    速報中
    バルスパー選手権
  3. LPGA (米国女子)
    2025年3月20日 3月23日
    開催前
    ファーヒルズ朴セリ選手権(開催延期)
  4. ステップアップ
    2025年3月20日 3月22日
    開催中
    Mitsubishi Electric Automation Women's Open
  5. DP World (欧州男子)
    2025年3月20日 3月23日
    速報中
    ポルシェ シンガポール・クラシック
  6. Asian
    2025年3月20日 3月23日
    開催中
    インターナショナルシリーズ・マカオ
  7. アマチュア・他
  8. アマチュア・他

おすすめコンテンツ

関連サイト