これまで多くの名勝負、名場面が生まれた国内女子ツアー。それらのシーンを当時の写真とともに振り返る。今回は「ゴルフ5レディス」の2017年大会をプレーバック。
痛恨の「8」 17番パー3で香妻琴乃に起こった悪夢【思い出フォト】
これまで多くの名勝負、名場面が生まれた国内女子ツアー。それらのシーンを当時の写真とともに振り返る。
配信日時:2024年8月29日 06時23分
これまで多くの名勝負、名場面が生まれた国内女子ツアー。それらのシーンを当時の写真とともに振り返る。今回は「ゴルフ5レディス」の2017年大会をプレーバック。
ゴルフ5カントリーオークビレッヂ(千葉県)で開催された2017年大会は、最終日にトップ10争いをしていた香妻琴乃と川満陽香理が17番パー3で大叩きするハプニング。一体なにがあったのか。
“コンベンショナル”(伝統的)とネーミングされたこのホールには、グリーンの周りにバンカーが4つ。なかでもティから見て左手前にあるのが、コース関係者が「入れたら絶対ダメ」と口をそろえる難所。公式ホームページに「日本一あごの高いバンカー」と記されているほどだ。
トータル3アンダーで17番を迎えた香妻はティショットを左手前のバンカーに入れてしまう。1回で上手く脱出したが、グリーン奥のラフへ。続く3打目のアプローチはグリーンをオーバーするミスショットとなり、再び同じバンカーに入れてしまった。「今度も上げられる」とピン方向への脱出にチャレンジしたが、2回失敗。3回目は狙いをずらし、6オンに成功した。その後2パットでこのホールを+5の“8”で終えた。香妻はトータル2オーバー・28位タイでフィニッシュ。「ティショットのミスがすべて。しょうがない」と肩を落とした。
香妻の他にバンカーの餌食になったのが川満陽香理。トータル1アンダーで17番にやってきた川満は番手のミスでティショットをバンカーへ入れてしまう。「アゴから距離もあったので、グリーンまで上げられる」と思って打った1回目はグリーンまで届かず、斜面を当たって足もとに転がり落ちてきた。「もう一回飛ばせばいける」と挑んだ2回目もアゴを越えられず、今度はバンカー内の自分の足あとの中へ。3回目は後ろのラフに出すことを選択した結果、このホールを5オン2パットの“7”とした。トータル3オーバー・33位タイまで後退。「もう帰りたい」とため息をつきながらホールアウトした。
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