プロテストに合格した選手がそれぞれの合格年度NO.1の座をかけて争う「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で、プロ生活一年目の95期生とこれからプロ生活が始まる96期生の選手に“今年の漢字”を書いてもらった。
今回は、今年のプロテストに合格した黄金世代・小西瑞穂。スケッチブックに書いた漢字は『成』だった。「テストに合格してQTをクリアする。今年一番の目標をどちらも達成できたので、その『成』にしました」。昨年1打差で涙を飲んだ最終プロテストで合格をつかむと、ファイナルQTは23位に入り来季の前半戦出場権を獲得した。
それでも、「ゴルフの調子は一年を通していい状態ではなかった」と振り返る。「ずっと悪い中でやってきて、最後は悪いなりに自分で調整することができた。目標はあったけどそこに意識し過ぎないようにしていた」と、調子が悪いことを受け入れて、今できる最大限のゴルフを続けた。そしてプロテスト合格とQT突破という思い描いていた通りのシーズンを送ることができ、その顔は充実感に満ちていた。
まもなく、ルーキーイヤーが待っている。「来年は環境が大きく変わって、初めてのことが多くあると思う。一年目が大事なのであんまり突っ走らずに体力も見ながら頑張りたい」。プロ生活が始まる変化の1年、新たなことをさらに成し遂げていきたい。