3月6日開幕の「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンがスタートする国内女子ツアー。今年の注目選手たちの意気込みやオフの様子を、本人のコメントとともに紹介する。今回は、プロ2年目を迎える24歳・政田夢乃。
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2023年、5度目の挑戦で悲願のプロテスト合格を果たした。しかし、同年のQTはファーストステージで敗退。24年の序盤は下部ステップ・アップ・ツアーが主戦場だった。
第12戦の「リゾートトラスト レディス」で自身ツアー初戦を迎えると、いきなり8位に入る鮮烈なデビューを飾る。第1回リランキングを突破すると、「NEC軽井沢72ゴルフ」で優勝争いの末に2位に入るなど、シーズン5度のトップ10入りを記録。菅楓華とともに注目ルーキーとして話題を集めた。
メルセデス・ランキング56位でシードには手が届かなかったが、昨年末には「自分はメンタルしか取り柄がないくらい、ポジティブで強気。今年、私のゴルフにもそれが出ていた。失敗もたくさんしたけど、学びの多い一年だった」と話していた通り、充実したルーキーイヤーを過ごせたようだ。
オフにはタイで合宿を行い、課題のひとつであるドライバーの飛距離向上に注力。さらに、シーズンを通してトレーニングを行えるよう、体力強化にも励んだ。
初出場となる開幕戦を前に、「緊張しますし、地元の北海道にはない芝や風が難しそうですが、精一杯優勝を目指して頑張ります」と意気込む。ツアー初優勝に向けて、24歳の挑戦が再び始まる。