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今年の川奈はいつもの“クセ”がない!? カギを握るのはグリーン上【大西翔太のSHOWTIME】

名門・川奈での一戦がいよいよ開幕。青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏が、その展望を占う。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年4月21日 08時00分

<フジサンケイレディス 初日◇21日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6457ヤード・パー71>

今週は太平洋を望む静岡県・川奈で「フジサンケイレディスクラシック」が行われる。昨年は雨が降るなか、自身10度目の最終日最終組入りで逃げ切りを図った高橋彩華が、ツアー初優勝を遂げた。はたして今年はどんな選手が活躍するのか。青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏がトーナメント現場から見どころを紹介する。

川奈ホテルゴルフコース 富士コースといえば、やはり年間で3試合しかないコーライ芝のグリーン。だが、今年はその“特長”にある変化が見られている。「グリーンの芝がかなり短いです」。大西氏はこのコースでキャディを務めてちょうど10回目になるというが、「10年で1番短い」と驚きの言葉とともに、開口一番、グリーンの違いを説明した。

ゼネラルプロデューサーを務める戸張捷氏も「完璧だ」と話していたという、今回のグリーン。では、芝が短いとグリーンにはどのような変化が起きるのか。

「目がきいてこないので、下りのタッチがとても速くなります」と距離感が変わり、さらには「コンパクションも出せる」と、より硬く仕上げることができる。そして「コーライはワンバウンド目がふわっと跳ねるけど、今回は前に行くような感じ」とボールのランディングにも影響が出る。ショット力だけでなく、いつもと違う川奈のグリーンを攻略する力が重要となり「パット戦になってくるでしょう」と予想する。

それでも川奈特有の海風は今年も健在。「ティイングエリアとグリーンで吹く風が真逆になることもよくあります」という、選手らを翻弄させる風をどのように読むか。「味方につけるためには、予報よりもそのときの“五感”を研ぎ澄ますことが大事です」と、感性もポイントになると語った。

そのなかで、ピックアップした選手は菅沼菜々、吉田優利、山下美夢有の3人。「共通して言えるのは“ショットメーカー”プラス“パターがうまい”というところです」と推した。昨年のスタッツを見てみると、パーオンホールあたりの平均パット数は菅沼が1.7617回(5位)、吉田が1.7606回(3位)、山下が1.7613回(4位)と上位につけている。パーオン率も菅沼68.4268%、吉田70.9677%、山下75.1543%と高精度だ。

「勝負どころでパッティングを決めきれる」という3人は、決して飛ぶ選手ではないが、総距離が長すぎず風が強いコースでは大きな問題はなさそう。「決め球を持っていて、風に対してのライン出しができる」と、風に負けない低い球を打つ“技”も持ち合わせている。

コーライ芝という“クセ”がなくなった、これまでとひと味違う川奈を攻略するのは―。選手らのグリーン上のパフォーマンスに注目だ。

解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。16年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。21年には澁澤莉絵留ともコーチ契約を結んだ。プロゴルファーの大西葵は実の妹。YouTube『大西翔太GOLF TV』も好評で、著書『軽く振ってきれいに飛ばす!! 飛距離アップの正解』が発売中。

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