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米国ツアーへの流れが加速する日本女子ゴルフ界 宮里藍はどう見ている? 「長くプレーできる選手が…」

宮里藍がアマチュア&若手プロとトークセッションを開催した。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年5月17日 07時00分

<ブリヂストンレディスオープン 事前情報◇16日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6573ヤード・パー71>

今年も大会恒例の“先生”が登場した。大会を主催するブリヂストンと契約を結ぶ宮里藍が、出場するアマチュア、若手プロを対象に自らの考えを伝える『次世代トークセッション』を開催。かつて世界1位にも立った自らの経験を話し、若い選手たちからの質問にも答えるなど交流した。

“藍先生”を見つめる選手のまなざしはどれも真剣。その表情を見ると「私のジュニア大会に参加してくれていた選手がプロになったり、アマチュアでもステップアップしてこういう大会に出られるようになったり、本当に経過を感じる。成長の段階に携われていることのほうが多いのですごくうれしい」と感慨深い。熱のある質問に、熱を持って答えていく。

『毎回、優勝しようと思ってプレーしていますか?』、『自分は上手いと思ってプレーすべきですか?』など、考えていることは人それぞれ。例えば『毎回、優勝しよう~』という質問には、「モチベーションはすごく大事。ただ、そこだけに集中してしまうと結果に気持ちがいき過ぎてプロセスが疎かになる」とアドバイスを送った。そしてプロになると、その質問内容もより具体的になる。「きょうも(参加者のうち)23歳が1番上というのが衝撃を受けました(笑)」と現役選手たちの“若さ”も印象に残ったが、「言語化できる選手が増えている」と、その年で自分の考えをしっかりと伝えてくることに感心させられた。

今大会には米国女子ツアーを主戦場にする渋野日向子、西村優菜が出場するが、これからますます海外を目指す選手は増えていきそうだ。自らも長年米国で戦ってきた身としては、アマチュアの世界ランキングなど“プロ的な志向”を若いうちから養える現在の状況には賛成する。ただ一方で、この現状に対しては意外にも「早く成功することがいいことかと言われるとそうではないと思う。ゴルフは生涯スポーツなので長くプレーできる選手が増えてほしいなというのが個人的な思い」という考えも持っている。焦らずにキャリアを積んでほしいというのが願いだ。

参加者のひとり、吉田優利の妹・鈴は、「藍さんはシンプルに考えることが大事と言っていました。頭のなかをスッキリさせ、やるべきことを自分で把握して行動することが重要」という言葉に感銘を受けたと話す。今年3度目のプロテスト受験を控えており、この大会にはマンデートーナメント(主催者推薦選考会)をトップ通過し出場を決めた。昨年の「宮里藍サントリーレディスオープン」でも同様のイベントで宮里の言葉を聞いたが、「トッププロだから、言ってることは間違いない」と今後の指針にしていくつもり。

最後の会となったプロの部が終わった後は、阿部未悠、佐藤心結ら参加者全員から記念撮影をお願いされるなど、まだまだその影響は計り知れない。「こういうセッションを通じて、コミュニケーションをとりながら私も勉強をしていきたい。どうしたら選手にとってベストな答えが出るかと考えながらやっている最中です」。伝えるべきことはまだまだ残っている。(文・間宮輝憲)

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