国内女子ツアーは「ヨネックスレディス」が行われる。舞台は静岡県の朝霧ジャンボリーゴルフクラブから2年ぶりに新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブに戻った。ツアー唯一の北陸大会の注目ポイントを、青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏がトーナメント現場から紹介する。
今週は伸ばし合い必至 優勝スコアは“最低15アンダー”と断言【大西翔太のSHOWTIME】
大西翔太氏が新潟決戦の展望を語った。
配信日時:2024年5月30日 23時00分
国内女子ツアーは「ヨネックスレディス」が行われる。舞台は静岡県の朝霧ジャンボリーゴルフクラブから2年ぶりに新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブに戻った。ツアー唯一の北陸大会の注目ポイントを、青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏がトーナメント現場から紹介する。
■雨の影響でグリーンが柔らかい
このコースは、激しいアップダウンが名物。そしてフェアウェイにはアンジュレーションがあることや、打ち上げ、打ち下ろしも加わり、難しいライからのショットが要求される場合がある。それでも、試合展開はスコアの伸ばし合いになると大西氏は予想する。
「元々グリーンの面が広く、週初めに雨が降った影響で柔らかい。初日の朝も少し雨が降る影響で、スピードは出ないと思うの。1日最低5アンダー、優勝するには最低トータル15アンダーは必要になる」と力説する。
さらに、スコアを伸ばすためには日本海から運ばれる“風”の読みが大事になる。「アップダウンがあるので、風がどこから吹いているのか、右から吹いているものだと思ったら左からっていうパターンが多いですね。その読みを間違えるとピンにはつけないので。僕も10年間ここで回っていても、逆風を読んでしまうことがあるので、風と友達になるというのは大切になりますね」と説いた。
■V候補は初優勝を目指すこの二人
今週は海外メジャー「全米女子オープン」に上位選手が出場するため、今大会には不在で混戦は必至。ツアー初優勝者誕生に期待もかかるなかで、優勝候補筆頭には昨季メルセデス・ランキング10位で初シードを獲得した桑木志帆の名前を挙げる。
「先週は3位タイに入ってすごく調子はいいですね。グリーンが重めなのでアグレッシブにショットを狙ってくると思う。あと、彼女はハートでプレーするところが僕は好きで、今週はいい形になるのではと思います」
対抗馬には桑木と同級生で親友の佐久間朱莉。「練習を見ていると小技をメインに取り組んでいました。今回は100ヤード以内のウェッジの精度が非常に大事になってくるので、ショットメーカーの彼女にもチャンスがあると思う」。今季は1打差の単独2位が2回と惜敗続きの21歳に期待を込めた。
■歴代覇者・相棒の青木瀬令奈は?
相棒の青木は、2017年の今大会でツアー初優勝を飾った思い出の舞台だ。「毎日の走り込みや毎週月曜日にプロトレーナーに見ていただいていることもあって、地面反力が強くなりました。そしたら、ヘッドスピードが上がってきて、いまが飛距離が一番出ていますね。今週は爆発的なスコアが出るコースだと思うので期待したいですね」。ツアー6勝目を目指す青木をサポートする。
解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。16年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。21年には澁澤莉絵留ともコーチ契約を結んだ。プロゴルファーの大西葵は実の妹。YouTube『大西翔太GOLF TV』も好評で、著書『軽く振ってきれいに飛ばす!! 飛距離アップの正解』が発売中。
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