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昨年末のQTランクは33位。今季前半戦のほとんどの試合に出場できるギリギリのラインでレギュラーツアースタートを切るのが平岡瑠依だ。大阪府堺市出身の23歳で、昨年5度目のプロテスト受験で合格をつかみとった。日本で出場機会がなかった2020年には中国ツアーのQTを12位で通過。新型コロナウイルスの影響もあり参戦は叶わなかったが、ここまでアグレッシブにプロの道を模索してきた。
 
シングルプレーヤーの父・渉さんの影響で4歳からゴルフを始め、17年の「ニチレイレディス」ベストアマなどの実績を持つ。ドライバーの平均飛距離は230ヤードだが、アプローチとパターで耐えるゴルフが信条だ。QTでも台風並みの強風が吹いた2日目を「71」と1つ伸ばして切り抜けるなど、粘り強いゴルフを見せた。
 
ようやくスタートラインに立つことができたプロ生活では、まず「1勝」を目指していく。目標にする選手は不動裕理と有村智恵。堅実ながら攻めるべきところはしっかりと攻めるゴルフを開幕戦の沖縄から見せてもらいたい。