2月29日から開催される「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。そこで今年の注目選手の意気込みやオフの様子を、本人のコメントとともにお届け。今回は昨年「日本女子オープン」で復活優勝を飾った原英莉花。
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昨年5月、原英莉花は腰のヘルニア摘出手術を行い、2カ月ツアーを離れた。だが、復帰から8試合目の日本女子オープンで2020年以来となる、大会2勝目を挙げる勝負強さを見せた。それ以降も10月「樋口久子 三菱電機レディス」では6位タイ、11月「大王製紙エリエールレディス」で3位タイに入るなど、好成績を残した。しかし、かねて目標に掲げる米国女子ツアーの出場権をかけた予選会では、第3ラウンド後にスコア誤記によって失格。そんな波乱万丈な一年だった。
「昨年はケガでの離脱があったなかで、日本女子オープンで優勝できたことはよかったです。より一層、自分の身体と向き合って練習内容などを工夫していこうと思っています」
このオフには1月下旬から2月中旬まで、米国ロサンゼルスでの合宿を行った。怪我からの復帰を経て体づくりに取り組んでいるなか、22日から開催される米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」に推薦でエントリー。これが今季自身初戦になる。
その翌週には、国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に出場。日本での転戦が始まっていく。これまで4度出場し、最高位は昨年の14位タイ。「例年、上位争いができていないので、目の前の一打に集中して戦えたら。2024年シーズン、無駄な1打がないよう頑張ります」。米女子ツアー再挑戦も視野に入れる新シーズン。沖縄からスタートダッシュを切ってみせる。