日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は16日(月)、2025年度のトーナメント日程を発表した。レギュラーツアーの開幕戦は3月6日から始まる「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部)となり、そこから11月の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎県・宮崎カントリークラブ)まで、今年と同じ37試合が行われる。また賞金総額は前年よりも1214万円アップの44億3500万円となることも発表された。
変更点をみると、これまでシーズン第2戦として3月に行われてきた「明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフ」が様変わり。主催がこれまでの横浜ゴムからJLPGAになり、時期も7月17~20日の夏開催に。さらにコースも、高知県の土佐カントリークラブから、宮城県の仙台クラシックゴルフ倶楽部に移る。これに伴い開幕戦と第2戦の間が、1週間の空き週になることも決まった。
賞金額が増えたのは、11月6~9日に開かれる日本開催の米国女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」。総額が今年の200万ドルから210万ドルに増額される(1ドル=150円換算)。
この他では、今年は「Vポイント×ENEOSゴルフ」として行われた大会の冠スポンサーが変わり「Vポイント×SMBCレディス」に刷新。コースも鹿児島県の鹿児島高牧カントリークラブから、千葉県の紫カントリークラブ すみれコースに変更される。同様に、「RKB×三井松島レディス」として開かれていた大会が「Sky RKBレディスクラシック」となり、福岡カンツリー倶楽部 和白コースから同じ福岡県の福岡雷山ゴルフ倶楽部へと移る。
会場変更は上記の大会や、メジャーなど毎年コースが変わるサーキットトーナメントも含め8試合。北海道の桂ゴルフ倶楽部から同地の北海道カントリークラブ 大沼コースに変わる「ニトリレディス」などがそれにあたる。
なお下部のステップ・アップ・ツアーは2増1減で22試合になり、賞金総額も5500万円アップ。45歳以上が出場するレジェンズツアーは1試合減で5試合が開催される。
同日に行われた会見に出席した小林浩美JLPGA会長は、「(今年は)年間女王に輝いた竹田(麗央)選手をはじめ、たくさんの記録が更新され、選手の成長が数字になって現れた。海外でも活躍は顕著で、笹生(優花)選手、古江(彩佳)選手がメジャーで優勝。日本の力を披露していると感じています」など話し、ツアー強化策への実りに自信を示した。