<ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ 2日目◇5日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6667ヤード・パー72>
ホールアウトした葭葉ルミがきょとんとしていた。選手や関係者に「よかったね」、「危なかったね」と声をかけられた。4アンダーの8位から出て、「73」とスコアを一つ落としたが、22位で予選は楽々と突破したのに…。実はパーだった後半の3番パー5のスコアが誤ってダブルボギーと表示され、速報スコアではトータルイーブンパーまで後退していたからだ。
次戦は11年ぶりの下部ツアー 葭葉ルミが描く“異例”で“壮大”な2週連続Vプラン
葭葉ルミは1つ落とすも22位で決勝ラウンドへ。来週は11年ぶりにステップ・アップ・ツアーに出場だが、ある楽しみもあるようで…。
配信日時:2024年7月5日 22時45分
<ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ 2日目◇5日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6667ヤード・パー72>
ホールアウトした葭葉ルミがきょとんとしていた。選手や関係者に「よかったね」、「危なかったね」と声をかけられた。4アンダーの8位から出て、「73」とスコアを一つ落としたが、22位で予選は楽々と突破したのに…。実はパーだった後半の3番パー5のスコアが誤ってダブルボギーと表示され、速報スコアではトータルイーブンパーまで後退していたからだ。
「おかしいなと思っていました。でも、1番のダブルボギーは間違いないです。まあ、きょうは伸ばせるゴルフじゃなかったですね、でも、調子自体は悪くない。差は開いたけど、あと2日間で伸ばしていきたい。頑張りますよ」
来週は試合のないオープンウィーク。だが、葭葉は青森で開催される下部のステップ・アップ・ツアー「あおもりレディスオープン」に出場する。シード選手は下部ツアーに出場できないが、コロナ禍で統合された2020-21年にシードを喪失したことで、オファーのあった青森行きを決断。「青森には幼いときに行ったことがあるらしいけど、記憶はまったくないんです。応援してくれる方もいるので、東北のファンの方にお会いしたいと思って決めました」。大会の前夜祭では青森名物の「ねぶた」が披露される。「それも楽しみ」と今から試合を心待ちにしている。
11年ぶりに出場するなら、演出にも凝りたい。「今週優勝してステップに出たら、チョーおもしろいと思いませんか。ブーイングを浴びるかも。そこで、また優勝できたら…」。初日のラウンド後には大いなる“野望”を披露していたが、この日は2バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「73」と足踏みした。それでも「調子は悪くない。新しいドライバーのおかげで飛距離も戻った。一番飛んでいた2017年ごろと同じくらい飛んでいる」。その年に出場した「全米女子オープン」では51位に入り、「狙っていた」というドライビングディスタンスは1位に輝いた。今週の予選ラウンド2日間のドライビングディスタンスはぶっちぎりの1位で289ヤード。自慢の飛距離を武器に8打差逆転を頭に描いている。
この大会の前身で、第1回大会だった16年「ニッポンハムレディス」で初代チャンピオンとなった。「大会名もコースも違うけど、長いことゴルフをやっているんだなと思います」。プロ13年目の31歳はちょっぴり感傷的な気分に浸りながら、あきらめることなく壮大な計画に挑む。(文・臼杵孝志)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ
ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップのニュース
- ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップで見た華やかな女子プロのウェア 河本結が見せた元気な全身ブルーコーデ【編集部ファッションチェック】
- クラブ契約フリーの川崎春花 高校から使うシャフトに絶大な信頼「あれに勝るものがない」【勝者のギア】
- 最高21.8℃でも「暑いっしょ」 河本結はノースリーブでギャラリー魅了、今季10度目のトップ10
- 「人前でゴルフをするのが怖かった」 泣き虫にサヨナラ…復活Vの川崎春花が取り戻した“ダイヤモンド”の輝き
- プロテスト受験組が北の大地で奮闘 都玲華は2年連続ベストアマ、六車日那乃はメンタル向上掲げ決戦へ準備
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |