<Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント 事前情報◇14日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)◇6456ヤード・パー72>
本格参戦2年目の米ツアーから一時帰国している勝みなみが今季初Vに意欲を燃やした。「ホームに帰ってきた感じがする。自分のゴルフに徹してやれば、結果はついてくると思う」。
「優勝が一番の恩返し」 勝みなみが12年前にツアーデビューした地元大会で誓う今季初V
国内女子ツアー第3戦の舞台は鹿児島県。米国女子ツアーを主戦場にする勝みなみが、ツアーデビュー戦となった地元大会へ乗り込んだ。
配信日時:2024年3月14日 22時00分
<Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント 事前情報◇14日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)◇6456ヤード・パー72>
本格参戦2年目の米ツアーから一時帰国している勝みなみが今季初Vに意欲を燃やした。「ホームに帰ってきた感じがする。自分のゴルフに徹してやれば、結果はついてくると思う」。
この大会は鹿児島市立長田中1年だった2012年に初出場。13歳のツアーデビュー戦は75位タイで予選落ちしたが、2年後の「KKT杯バンテリンレディス」で史上4人目のアマチュア優勝を史上最年少の15歳で達成した。アマチュア時代のツアー出場は歴代最多の69試合。1998年度生まれの黄金世代の先頭を走り続ける勝にとっては、原点ともいえる地元大会だけに気合も入る。
「バンテリンで優勝してちょうど10年。あっという間でした。今年で26歳になるけど、まだ20歳くらいの感覚です」
所属先の冠大会だった前週の「明治安田レディスヨコハマタイヤ」はトータル1オーバーの25位タイ。「ショットはちょっと良くなかったし、パットも入らなかった。でも、アプローチは良くなったし、今週はパットもだいぶ良くなってきました」。この大会は10度目の出場で、過去最高は2019年の2位タイ。ただ、このときは会場が大阪だった。地元では昨年の16位が最高とあって、大勢のファンの後押しを力に今年こそはと力が入る。
「去年は1番ホールのティグラウンドで泣きそうなくらいの応援の声をいただいた。今年もまず帰ってくることができてよかった。感謝の気持ちを持ってラウンドしたい。優勝が一番の恩返しですよね」
勝ちたい切実な理由もある。円安の影響で米ツアーの遠征費は跳ね上がった。「向こうで大変なのはお金ですね。全部自費なので、ホント大変でした。貯金が結構削れたので」。週明けには渡米し、21日からカリフォルニア州で行われる「ファーヒルズ朴セリ選手権」で米ツアーに復帰。その前にファンのために、自分のためにてっぺんを取りにいく。(文・臼杵孝志)
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