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「敵は自分」 きょう27歳バースデーの宮田成華は“初シード”目前も自然体
宮田成華が初シード権獲得へラストスパート。今の心境を語った。
配信日時:2024年11月7日 00時00分
<伊藤園レディス 事前情報◇6日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6769ヤード・パー72>
開幕前の練習グリーン。「コースもすごいきれいで整備されて、スコアが出るのかなと思う。そうなるとパターを決め切ることができればと思って長めに」。初のシード入りを目指す宮田成華は、じっくりと時間をかけ球を転がす。
現在メルセデス・ランキングは55位。シード圏内の50位まで、もう“ひと伸ばし”という状況。これまで、あと一歩ではね返されてきた翌年のフル出場権を、今年も狙える位置だ。本人はこれについて、「もちろん(シードは)獲りたいけど、私、この位置によくいるんですよ。だから慣れたというか、いい意味で慌ててない。あまり考えてないんです」と自然体でゴルフに向き合えている。
ここまで32試合に出場しトップ10は、5月の「ブリヂストンレディス」7位タイの1度。直近4試合はすべて予選を通過し、2度のトップ20入りと、トップ30入りが1度となっている。12位タイだった「マスターズGCレディース」で51ポイントを上積みしたが、「ちょっとずつポイントを加算していても、大きいポイントがないからそんなに動かない。他の人がいいから下がったりもして」と当然ながら、“決定打”があるにこしたことはない。
ただ、それでも慌てず、騒がず。「敵は自分。目の前のできることに集中したら、いいことがついてくるかなと思ってやってます」。持ち味のショットは「だいぶよくなってきている」と手応えを感じている。それゆえ、“目の前のできること”として、準備期間でパターの感覚をつかみ取ろうとしていたわけだ。
きょう7日が27歳の誕生日。「1日5個はバーディを取りたいですね。もう少し取れば、トップ10、トップ5にも入れると思う。最終日になるべくいい位置で、後ろのほうで回りたいという目標を立てて頑張ります」。バースデーウィークの初優勝、大量ポイント獲得へ。やるべきことをやって、決戦の時を待つ。(文・間宮輝憲)
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