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住友生命Vitalityレディス 東海クラシック
6月V以来9試合ぶりのトップ10 新垣比菜が守りたい“シード圏内”「入らないとちょっとカッコ悪い」
6月にツアー2勝目を挙げてから調子を落としていた新垣比菜が久々のトップ10入り。
配信日時:2024年9月15日 09時23分
<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日◇15日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6560ヤード・パー72>
11位から出た新垣比菜が3バーディ・1ボギーの「70」で回り、トータル7アンダーの8位タイでフィニッシュした。トップ10に入るのは、初優勝から6年ぶりに2勝目を挙げた「ヨネックレディス」以来、9試合ぶりで今季2度目。「今週は頑張ったというわけじゃなくて、調子は普通でした。パー3は長いけど、全体的な距離は短くて、グリーンは止まる。結構、楽にやれたと思います」。ゆっくりとしたいつもの穏やかな口調で、淡々と喜んだ。
優勝後は低空飛行が続いた。5度の予選落ちに、手首痛、腰痛などもあって6月に「ニチレイレディス」、7月は「大東建託・いい部屋ネットレディス」、8月は「ニトリレディス」の欠場を余儀なくされた。さらに、2週前の「ゴルフ5レディス」も欠場した。
実は、転倒して股関節を骨折し、入院した祖母・トミ子さんを見舞うために沖縄に向かうためだった。「おばあちゃんとはずっと一緒に住んでいて、おばあちゃん子でした。すごく心配で、迷ったけど、入院している病院に行きました」。現在はリハビリ中という最愛の祖母。「元気に長生きしてほしい」と心優しい孫娘はゴルフで元気を届けるつもりだ。
前週まで53位だったメルセデス・ランキングは47位に浮上した。翌年は優勝によるシードが与えられるが、優勝したシーズンにシード圏内である同ランキング50位以内(以前は賞金ランキング50位以内)を逃すことになれば、昨年同ランキング53位だった小滝水音以来の珍事。「そこはやっぱり気になります。50位以内には入らないとちょっとカッコ悪いかなと。これからは予選落ちしないように頑張りたい」。照れ臭そうに笑った黄金世代の25歳は、シーズン終盤の巻き返しを誓っていた。(文・臼杵孝志)
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