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チョン・インジV劇の再現も? 21歳の“韓国賞金女王”が日本初参戦初優勝へ2位発進「自分の実力を測りたい」

韓国からの刺客が日本メジャーで躍動している。いったいどんな選手?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年5月3日 11時00分

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日◇2日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

『昨年12月31日時点の世界ランキング上位50位までの選手』の資格で今大会に出場する韓国のイ・イェウォンが、その実力の高さを茨城でも見せつけた。3アンダー・2位タイで初日を終え、「ショット、パッティングがよく、思い通りにプレーできた」と涼し気な表情を浮かべる。

初日の人気投票1位は安田祐香【写真】

2003年2月13日生まれの21歳。8歳の時に両親の影響でゴルフを始め、日本でいうと明愛、千怜の岩井ツインズや、初日首位に立った佐久間朱莉らと同じ学年にあたる。その肩書は“昨季韓国ツアー賞金女王”。シーズン3勝を挙げた昨年、頂点に立っている。現在の世界ランクは35位で、今季も3月の試合ですでに1勝を挙げている。

アマチュア時代に日本でプレー経験はあるが、ツアーの出場はこれが初めて。今大会への出場を決めた理由については「どんなところか気になっていました。自分の実力を測りたかったし、周りの先輩などから『日本ツアーはいいよ』と聞いていたので、挑戦しようと思いました」と明かす。将来的には日本や米国ツアー参戦も考えており、7月には海外メジャーの「エビアン選手権」(フランス)にも出場するという。

西村優菜、岩井千怜とともに10番から出た初日は、前半こそパープレーと伸ばしあぐねたが、後半に入り3つのバーディ。8番で5メートルを沈めると、9番は「練習もよくしているので、握った時は自信がある」と話すウェッジで残り77ヤードの3打目を1メートルに寄せ連続バーディフィニッシュを決めた。「いつもプレーしているコースよりも速かったので、距離感をつかみながら対応していこうと気をつけていました」。警戒を強めたグリーンもしっかりと27パットで乗り切った。

武器は「精度に自信がある」というドライバーショット。この日の平均飛距離は242.50ヤードだったが、フェアウェイキープ率は78.5ヤード(11/14)と、その言葉を裏づけるようなプレーを続けた。昨年の冬には友人たちと東京観光のために日本を訪れたが、今回は韓国ツアーを背負う存在として真剣勝負に臨む。

この東コースは、15年に同国の“先輩”で当時20歳のチョン・インジが日本ツアー初参戦初優勝を挙げた場所。それが公式戦だったこともあり、大きな衝撃を与えた。あれから9年。その再現も十分狙える滑り出しだ。「最後までベストを尽くす。いいパフォーマンスをたくさんの人にみてもらうように頑張りたいですね」。若き隣国の女王が、そのベールを脱いだ。(文・間宮輝憲)

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