<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇20 日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6506ヤード・パー72>
首位から出た32歳のイ・ミニョン(韓国)が、4バーディ・3ボギーの「71」で回り、トータル14アンダーで今季初優勝を挙げた。2022年8月の「北海道 meijiカップ」以来となるツアー通算7勝目は、30代以上の選手の今季初Vでもあった。1988年のツアー制度施行前も含めて30代以上の選手が未勝利に終わったシーズンはなかったが、今季は2003年度生まれの竹田麗央が7勝するなど、ここ数年ツアーをけん引している1998年度生まれの黄金世代の下の世代が台頭。若手の勢いに押し出されるように、ベテラン勢が優勝争いに絡む試合も少なくなっていた。
ミラクルパーセーブで2年ぶりの歓喜 イ・ミニョンが今季初の30代Vに感慨「同年代に元気を与えたかった」
イ・ミニョンが2年ぶりの勝利。今季30代の優勝一番乗りになった。
配信日時:2024年10月20日 09時39分
<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇20 日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6506ヤード・パー72>
首位から出た32歳のイ・ミニョン(韓国)が、4バーディ・3ボギーの「71」で回り、トータル14アンダーで今季初優勝を挙げた。2022年8月の「北海道 meijiカップ」以来となるツアー通算7勝目は、30代以上の選手の今季初Vでもあった。1988年のツアー制度施行前も含めて30代以上の選手が未勝利に終わったシーズンはなかったが、今季は2003年度生まれの竹田麗央が7勝するなど、ここ数年ツアーをけん引している1998年度生まれの黄金世代の下の世代が台頭。若手の勢いに押し出されるように、ベテラン勢が優勝争いに絡む試合も少なくなっていた。
「30代の選手が今年、勝っていないことは昨日初めて知って、本当かなと思った。私が優勝できたら周りのみんなもよろこぶかなと、きょうは意識していた。私も最近パワーがなかったし、周りの同年代の選手を見てもなんか明るくない感じがしていた。疲れているのかなと…」
3人が並ぶ首位から出ると、スタートの1番で3メートルのバーディパットを沈める。“ヨーイ、ドン”で単独首位に立った。5番でもバーディを奪ったが、6番で3パットするなど、その後はボギーが続いた。14番からの2連続バーディで再び単独首位に立ったが、パー4の16番は2打目をグリーン左下に落とす大ピンチに。さらにグリーンに届かなかった3打目は下り傾斜を転がり落ちて、ほぼ同じ場所まで戻ってきた。
「終わったなぁという気持ちでした。とりあえずグリーンに乗せて、ダボで終わろうと思った。入ったときは¨ウソでしょ!?¨という感じでした」
ピンまで20ヤード。カップが見えない場所からの4打目はグリーンエッジに落ちると、吸い込まれるようにカップに消えた。2打差で追っていた同組の岩井明愛はこのホールをバーディ。単独首位を守り、優勝を決めるミラクルショットに「昨日もラッキーがあったけど、きょうも。神様、ありがとう。これからたくさんいいことをします、と思いました」と心の中で感謝した。
今回の優勝で韓国勢は5月の「ワールドレディスサロンパスカップ」で15歳のアマチュア(当時)、イ・ヒョソンが優勝して以来となる2勝目。ツアーメンバーの優勝は初となった。前日までの汗ばむような天候から一転し、この日は冷たい北風が吹いた。その中でも半袖でプレーと、まだまだ若い選手には負けない。ベテランも元気だ。(文・臼杵孝志)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース
NOBUTA GROUP マスターズGCレディースのニュース
- 新ドライバーが導いた2年ぶりの勝利 「替えて全てのプレーの安定感が戻った」【勝者のギア】
- 上田桃子の“紹介”でギャラリー大爆笑 アンバサダーとして大会盛り上げたイ・ボミ、スマイル・キャンディは不滅
- 「アメリカだとなかなか…」 畑岡奈紗が今季最初で最後の日本ツアーで感じた“温かさ”
- 亡き父の写真を忍ばせ戦う日々 シード復帰目指す木戸愛が“最遅”の生涯3億円到達「私らしくていいかな」
- 最終プロテストへ大きな収穫 ベストアマ吉田鈴は“4度目の正直”へ自信「やり切った」
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |