“黒三角形”に隠されたヒミツは? テーラーメイド『トラスパター』の新モデルがツアーに登場
KKT杯バンテリンレディスの練習日。練習グリーンに見慣れないパターがあったので、突撃してみた!
配信日時:2023年4月13日 04時44分
2020年発売の初代『トラスシリーズ』、21年発売の2代目『TPコレクションシリーズ』、22年発売の追加モデルがこれまでラインナップされてきたテーラーメイドの『トラスパター』だが、今回はその後継モデルといえそう。会場にいた同社ツアー担当に話を聞くと、「まだ発表前なので…」とお決まりのようにその詳細は伏せられたが、ソールにはしっかりと『TRUSS(トラス)』の文字が刻まれている。
まず目に入るのが、トレードマークの三角形の色が黒いこと。その素材は『ステルス2』ドライバーでも採用されている“カーボン”のようにも思われる。さらにその三角形幅は、前作よりもやや広め。初代トラスに近い形となっていた。
会場で確認できたモデルは全部で6種類。ブレード型3種、ヒールシャフトとセンターシャフトのツノ型2種、そしてトラス“初”ともいえるマレット型。今週初お見えとなったが、ツアー担当者によるとすでにおよそ20名ほどの手に渡り、テストを行っているという。
初代トラスを使用した20年9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」を制して“火付け役”となった永峰咲希も練習グリーンで球を転がし、「今週から使いますよ」とにっこり。「ヘッドが薄くなってソールが緩やかになりましたね。座りがよくなって構えやすいです」と話していたといい、選んだのは『TP・B3TH』と刻まれたブレード型でエッジの部分がややへこんだモデル。幅広で「ブレードとマレットの中間という感じ」といういいとこ取りの1本は「テストしている選手のなかでも一番人気ですね」(ツアー担当)という。
一方で、ツノ型を試していたのは松森彩夏。まだテスト段階ではあるが、「打感がしっかりヒットしている感じがある」と好感触を示したという。「ヘッドの重心が下がって、ヘッドが低く通りやすくなりました。ヘッドが低く通ると球のコロがりがよくなるんです」とも。この『重心が下がった』というのがポイント。この理由が、あの黒三角形に隠されていそうだ。
選手からの注目度も高く、今季初優勝を挙げた吉本ひかる、金澤志奈、若林舞衣子、そして不動裕理もさっそくバッグに入れて感触を確かめている。名器が新たに大きく生まれ変わり、ここからまたツアーを盛り上げる存在になりそうだ。
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