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天然キャラ? しっかり者? イチロー、大谷翔平の“金言”胸に都玲華が逆転アマチュアVへ

V戦線で踏ん張った都玲華。プロテストに向けても大事な一日となる。そのプレーの礎になっているのは先人たちの金言だった。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2023年7月9日 08時15分

<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 3日目◇8日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6420ヤード・パー72>

初日から上位でのプレーを続けているアマチュアの都玲華は2バーディ・2ボギーの「72」とスコアを伸ばせなかったものの、首位と5打差のトータル6アンダー・4位タイとV圏を死守した。近年の例を見ると、勝みなみは1打差、畑岡奈紗は4打差、古江彩佳は1打差と、いずれも最終日の逆転でアマチュア優勝を果たしている。5打差は確かに大きいが、都にもチャンスはあるはずだ。

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「きょうはチャンスが少なくて耐えるゴルフだったかなと思います」。思うようにチャンスが作れなかった要因は2つある。ひとつは朝の練習からアドレスに違和感を持っていたこと。

「前傾や体重配分、肩のラインなどいろんな要素があって、体調も毎日違うので、朝の練習できょうはこれかなというアドレスが見つかった日はいいんですけど、見つからないときょうみたいなゴルフになってしまうのかなと思います」

12番あたりからアドレスの感覚は徐々につかみ始めたが、その後も「クラブのジャッジ、風のジャッジが全体に合っていませんでした」。パーオン14回は3日間で最も多かったが、バーディチャンスと言える距離にはなかなか乗せられなかった。

こうして冷静に自己分析ができるのは、高校生活の終わりごろ、腰の疲労骨折で練習やトレーニングができなくなった4カ月を読書に費やしたから。「イチローさん、大谷翔平さん、岡本綾子さんなど、トップにいる人たちの本を繰り返し読みました。なぜトップになれたのか? なぜそこに居続けられたのか? あの時期の読書は今も生きていると思います」。父・英樹さんは娘を“話がかみ合わない天然キャラ”のように話していたが、こうして話を聞いていると、そんな印象は全く受けない。

ただし、具体例を尋ねると「えーと何だろう? いや、あるんですよ。ちょっと待ってください。今は頭が回ってないだけなんです」と苦笑い。最後に父の言葉通りのキャラクターが少し顔を覗かせた。北海道とは思えない暑さの中でのラウンドで体だけでなく、頭もお疲れだった様子。読書を通じて学んだことの中身は最終日か、プロテスト合格後か、別の機会に改めて聞かせてもらいたい。(文・田中宏治)

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