＜Vポイント×SMBCレディス　事前情報◇18日◇紫カントリークラブ すみれコース（千葉県）◇6668ヤード・パー72＞

プロデビュー戦を、2週前に行われた今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で飾ったルーキーの吉田鈴。オープンウィークを挟み、次は「もしかしたらダイキンより緊張してるかもしれない」という大会に挑む。

そのワケのひとつは、2022年の「日本女子オープン」などメジャー大会でも使用される難コース。「ミスが大きくでやすい印象がある。調子が悪いなかでまとめるとなると、ストレスがかかるゴルフになりそう」と話す。ただ、火曜日の練習ラウンドでは、「パー5の3打目は、調子が悪いなかでも縦距離が合わせられていました」という光明も。デビュー戦の15位以上の成績にも、期待がふくらむ。

そしてなによりも、ここがホステス大会になることも、かしこまる理由になる。特別協賛する三井住友銀行と姉の優利とともにスポンサー契約を結び、プロアマにも出場するなど、盛り上げ役として活躍を誓う。モチベーションも「ありますね」とニヤリ。しっかりと仕事は果たすつもりだ。

今回は米国ツアーを主戦場にする姉も出場。鈴がプロになってから“初競演”というのも大きな注目を集めるポイントになる。「一緒の組で回れるといいねと話しました」と、姉妹で思うことは同じ。地元の千葉開催ということも、燃える理由になる。

18日（火）には前夜祭にも参加し、可憐なワンピース姿も披露。そこでは姉とのツーショットや、大会の冠となっている「Vポイント」とスポンサー契約を結ぶ渋野日向子、木戸愛とのフォーショットも要求されるなど、さっそくホステスプロとしての役割もこなした。

初日に2位となり、4日間、上位争いを続けたダイキンの経験も生きてきそう。「こういうゴルフをすれば上位にいられることが分かりました。ずっと上にいられるように。パーセーブが大事なコース。アンダーを積み重ねるより、ガマン比べになると思うので頑張りたいです」。姉妹同組も願いながら、調整を進めていく。