池田勇太のエースキャディにも、米や果物などの食品のほか、4月から毎月分の手当としてお金が届いたという。「“何してる?”と電話をくれて、こんなに大変なときに助けてもらっている。ありがたい」。米国ではツアーから選手とキャディに金銭的支援が行われたが、日本でそういった施策が行われていない今、こういった心意気は大きい。
一方で、中々苦しい立場に置かれているキャディも多い。専属契約ではなく、男女ツアーで多くの選手とスポットで組んできたプロキャディが、専属ではなく大会キャディとして参加していた。
コロナ禍でゴルフ場でのハウスキャディのアルバイトも減り、工事や建築現場作業などで生活費を稼ぐ人もいる。「この5カ月間、キャディの仕事ができたのは3週間くらいじゃないでしょうか」と苦しい状況。ようやく本業の依頼が入ったとしても、遠征費や宿泊費などの経費を考えると、中々受けられない仕事もある。
国からの持続化給付金などを受け取れたものの、「いつまでもつのか…。もっと大変な人もいるので文句は言えませんが、このまま3月まで試合がないかもしれないと考えると、正直苦しいです」と語る。
そんな状況を受け、7月には有村智恵、青木瀬令奈、石川遼らが「ゴルフトーナメント業務従事者支援基金」をスタートした。クラウドファンディングを通じて寄付金を募り、キャディを含む大会従事者たちに分配。30日時点で、目標金額の4割に当たる1013万6000円が集まっている。
男子ツアーでは16試合、女子ツアーでは21試合の中止が決定している。ツアー再開のほか、それまで関係者らの支援をどう行っていくかを考えなければならないが、選手主導のこのような動きに対して「金額はどうあれ、我々のことをトーナメントの一員として考えてくれている心意気が、本当にうれしいです」とは先の大会キャディ。今は苦しい状況の中でも、選手との絆が支えになっているのは間違いない。
一方で、中々苦しい立場に置かれているキャディも多い。専属契約ではなく、男女ツアーで多くの選手とスポットで組んできたプロキャディが、専属ではなく大会キャディとして参加していた。
コロナ禍でゴルフ場でのハウスキャディのアルバイトも減り、工事や建築現場作業などで生活費を稼ぐ人もいる。「この5カ月間、キャディの仕事ができたのは3週間くらいじゃないでしょうか」と苦しい状況。ようやく本業の依頼が入ったとしても、遠征費や宿泊費などの経費を考えると、中々受けられない仕事もある。
国からの持続化給付金などを受け取れたものの、「いつまでもつのか…。もっと大変な人もいるので文句は言えませんが、このまま3月まで試合がないかもしれないと考えると、正直苦しいです」と語る。
そんな状況を受け、7月には有村智恵、青木瀬令奈、石川遼らが「ゴルフトーナメント業務従事者支援基金」をスタートした。クラウドファンディングを通じて寄付金を募り、キャディを含む大会従事者たちに分配。30日時点で、目標金額の4割に当たる1013万6000円が集まっている。
男子ツアーでは16試合、女子ツアーでは21試合の中止が決定している。ツアー再開のほか、それまで関係者らの支援をどう行っていくかを考えなければならないが、選手主導のこのような動きに対して「金額はどうあれ、我々のことをトーナメントの一員として考えてくれている心意気が、本当にうれしいです」とは先の大会キャディ。今は苦しい状況の中でも、選手との絆が支えになっているのは間違いない。