このトラブルはいまだに尾を引いており、倉本会長、井上副会長、根本修一事務局長の解任を審議する臨時総会の開催請求が2度に渡って出された(すでに2度とも、総会は開かれないことが理事会で決定済み)。一方、内閣府の公益認定等委員会から、報告書の提出を求められる事態にもなっている。「第三者委員会からの調査報告書が上がって来て、12月の理事会を経て、年末には内閣府に報告できると思います」(倉本会長)という状況だけに、この件が完全決着となるまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。
とはいえ、コロナ禍というピンチにも直面する中、他のゴルフ競技団体とは比べものにならない積極性をもって、大会開催への努力を続けたのは確か。また、不祥事続きでマスコミを避けるため、裏口から逃げることまであった歴代のPGA会長だが、そうした会長たちに比べれば「何があっても情報をディスクローズする姿勢は評価されてしかるべき」と評価する声は関係者からもよく聞かれる。
倉本会長自身も「確かにPGAというものの露出も増えて注目度が上がり、世に知られるようになったというのは、ひとつの実績なのかと思います」と、感慨深げに振り返った。今後については「選手に戻りたい。JGTOやPGAの試合にも、選手として出たいなと思います。8年間我慢していたんで、ゴルフ三昧したいなと思っています」と続けた。
2003年の「アコムインターナショナル」初日に48歳で「59」という当時のツアー史上最少スコアをマークした倉本。66歳で迎える来シーズンは「エージシュートラッシュ?」と水を向けると、「いやいや、そんな甘いもんじゃないよ」と笑ったが、来季は相当期待してよさそうだ。
とはいえ、コロナ禍というピンチにも直面する中、他のゴルフ競技団体とは比べものにならない積極性をもって、大会開催への努力を続けたのは確か。また、不祥事続きでマスコミを避けるため、裏口から逃げることまであった歴代のPGA会長だが、そうした会長たちに比べれば「何があっても情報をディスクローズする姿勢は評価されてしかるべき」と評価する声は関係者からもよく聞かれる。
倉本会長自身も「確かにPGAというものの露出も増えて注目度が上がり、世に知られるようになったというのは、ひとつの実績なのかと思います」と、感慨深げに振り返った。今後については「選手に戻りたい。JGTOやPGAの試合にも、選手として出たいなと思います。8年間我慢していたんで、ゴルフ三昧したいなと思っています」と続けた。
2003年の「アコムインターナショナル」初日に48歳で「59」という当時のツアー史上最少スコアをマークした倉本。66歳で迎える来シーズンは「エージシュートラッシュ?」と水を向けると、「いやいや、そんな甘いもんじゃないよ」と笑ったが、来季は相当期待してよさそうだ。