50歳以上のレジェンドが集まる国内シニアツアー。昨年の賞金王で“シニアの顔”である篠崎紀夫は、独特のゴルフ観や練習法で強さを発揮する。シニア界ではドライバーショット巧者としても知られる。飛んで曲がらない秘訣を語った。(取材/文・山西英希)
篠崎紀夫のドライバースイング【連続写真】
■左手の小指が緩むとショットは安定しない
国内シニアツアーではドライバーの飛距離を計測していないが、篠崎紀夫がシード選手だったレギュラーツアー時代(2012年)のドライビングディスタンスを見ると、43歳にも関わらず285・58ヤード(39位)を記録している。ちなみにフェアウェイキープ率は55・87パーセント(25位)で、飛んで曲がらない指標となるトータルドライビングは7位タイ。間違いなく飛んで曲らないタイプだといえる。
その篠崎はドライバーショットでの注意点を次のように語る。「アドレスではツマ先に重心がこないように心がけています。どちらかといえばカカト重心ですね。したがって上体の前傾角度も浅く、フラットなスイング軌道をイメージしています。体重配分は左右均等でボールの位置は左足カカトの延長線上、両手は左足太モモ内側の前です」と重心以外は比較的オーソドックスな構え。ただ、こだわりを持っているのが左手の小指だ。「スイング中に左手小指が緩むとショットが安定しないので、しっかり握るようにしています」と方向性の肝という。
また、篠崎の特長の一つがクラブを短く握ること。グリップエンドから指2本分上を握っている。「短く握った方がミート率は上がります。それに加えてクラブを長く持つと左手小指が遊んでしまうので、短く握ってしっかり握れるようにしています」と篠崎。ダウンスイングの切り返しでは、左手小指を下ろす動きと左足を踏ん張る動きを同時に行うというだけに、左手小指が緩んでしまうとパワーのロスにもつながるのだろう。
篠崎紀夫のドライバースイング【連続写真】
■左手の小指が緩むとショットは安定しない
国内シニアツアーではドライバーの飛距離を計測していないが、篠崎紀夫がシード選手だったレギュラーツアー時代(2012年)のドライビングディスタンスを見ると、43歳にも関わらず285・58ヤード(39位)を記録している。ちなみにフェアウェイキープ率は55・87パーセント(25位)で、飛んで曲がらない指標となるトータルドライビングは7位タイ。間違いなく飛んで曲らないタイプだといえる。
その篠崎はドライバーショットでの注意点を次のように語る。「アドレスではツマ先に重心がこないように心がけています。どちらかといえばカカト重心ですね。したがって上体の前傾角度も浅く、フラットなスイング軌道をイメージしています。体重配分は左右均等でボールの位置は左足カカトの延長線上、両手は左足太モモ内側の前です」と重心以外は比較的オーソドックスな構え。ただ、こだわりを持っているのが左手の小指だ。「スイング中に左手小指が緩むとショットが安定しないので、しっかり握るようにしています」と方向性の肝という。
また、篠崎の特長の一つがクラブを短く握ること。グリップエンドから指2本分上を握っている。「短く握った方がミート率は上がります。それに加えてクラブを長く持つと左手小指が遊んでしまうので、短く握ってしっかり握れるようにしています」と篠崎。ダウンスイングの切り返しでは、左手小指を下ろす動きと左足を踏ん張る動きを同時に行うというだけに、左手小指が緩んでしまうとパワーのロスにもつながるのだろう。