兼本のドライバーショットに異変が起きたのはシニア入りを控えて、スイング改造を行ってからだ。流行のシャローイングを取り入れたところ「フェードを打とうとするとドローになり、次第に右に出て右に曲がる球しか出なくなった」。スイングを元に戻そうとしても、新しく取り入れた動きがなかなか抜けない。中嶋常幸にアドバイスをもらうなどスイングを修正している最中だ。
「丸山大(輔)ちゃんにもらったドライバーもいいんです」と昨年末から使うドライバーも好感触。「以前は打つ前から曲がる気しかしていなかったが、今はそれがなくなり気持ちが楽。曲がってもしょうがないと思えるようになった」と徐々に回復してシニア初優勝を狙える位置につけた。
兼本の好スコアを知った丸山大輔は、「俺がいい感じで馴染ませたから、曲がらないクセがついたんだろうね」と笑って話す。2006年に世界のトップ選手が集まる米ツアーでシード権を獲得した丸山は、当時のフェアウェイキープ率で15位に入るなど曲がらない男。丸山のエキスの詰まったドライバーも兼本の復調にひと役買っている。
「(最終日は)ドキドキすると思うけど、ワクワクもしている。緊張したときに自分をどうコントロールできるか、楽しみです」。レギュラーツアーではプロ19年目にして初優勝を遂げたが、シニアでは2年目でビッグチャンスを迎えた。(文・小高拓)
「丸山大(輔)ちゃんにもらったドライバーもいいんです」と昨年末から使うドライバーも好感触。「以前は打つ前から曲がる気しかしていなかったが、今はそれがなくなり気持ちが楽。曲がってもしょうがないと思えるようになった」と徐々に回復してシニア初優勝を狙える位置につけた。
兼本の好スコアを知った丸山大輔は、「俺がいい感じで馴染ませたから、曲がらないクセがついたんだろうね」と笑って話す。2006年に世界のトップ選手が集まる米ツアーでシード権を獲得した丸山は、当時のフェアウェイキープ率で15位に入るなど曲がらない男。丸山のエキスの詰まったドライバーも兼本の復調にひと役買っている。
「(最終日は)ドキドキすると思うけど、ワクワクもしている。緊張したときに自分をどうコントロールできるか、楽しみです」。レギュラーツアーではプロ19年目にして初優勝を遂げたが、シニアでは2年目でビッグチャンスを迎えた。(文・小高拓)