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プロ生活34年の陰に内助の功 京子夫人の言葉に何度もピンチを救われた「カミさんがいないと俺は無理」【鈴木亨のゴルフ道】

プロ生活34年の陰に内助の功 京子夫人の言葉に何度もピンチを救われた「カミさんがいないと俺は無理」【鈴木亨のゴルフ道】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年6月8日 12時20分

また、鈴木の成績が落ちてきたときは、「私はあなたのお尻の大きさが気に入って結婚したのに、最近ちょっとお尻が垂れてきているよ」とひと言。それに奮起して下半身を鍛えた結果、スイングの土台となる下半身の安定感を取り戻し、成績も再度上昇曲線を描いた。

■将来的には二人の時間を大切にしたい

シニア入り後も、タイミングのいいアドバイスは健在だった。2018年にシニア入り3年目、「福岡プロシニア」でようやく初優勝を飾った。このときもひと息つこうとする鈴木に、「まだシーズンは終わっていないんだから最後まで頑張るように」と尻を叩く。すると、2戦後の「エリートグリップシニア」、最終戦の「いわさき白露シニア」で優勝と、4戦2勝で賞金ランキング2位に押し上げてシーズンを締めくくった。

「カミさんは学生時代に頑張っているボクの姿を見て、一生懸命に努力している割には結果が報われないと感じ、なんとかしてあげたいと思っていたみたいですね」という鈴木。その思いは今なお続いている。

まさに心の底から頼りにしているかけがえのない存在なのだが、その京子夫人が昨年1月に敗血症で緊急入院することになった。「12日間入院したんですが、もう少しで死ぬところだったんです。カミさんがいないとオレは無理だし、どうやって生きていけばいいんだと悩みました」と振り返る。幸いにも元気に回復したが、シーズン中は鈴木が頚椎ヘルニアからくる右腕のダルさに悩まされただけに、鈴木夫妻にとっては苦しい1年だったといえる。

「実は結婚して以来、カミさんと2人で生活したことってないんですよ。結婚当初はボクの実家で暮らしていましたし、千葉に引っ越してからは彼女の両親と生活していましたから。今は息子が自宅にいますが、将来的には2人の時間を大切にしたいですね」と語る鈴木。そのためにも、残りのゴルフ人生で一つでも多くのいい戦いを重ねていくつもりだ。

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