成績が出ないことには理由があった。「若い頃はちょっと人より飛んでましたが、ボールもよう曲がった。いい感じでラウンドしていても1発OBを打って崩したり。爆弾を持っていました」。野球で鍛え上げたフィジカルからバットよりも軽いゴルフクラブを振り回す体力には自信があった。飛距離にはプライドもあったが、それがあだとなることも少なくなかった。
「昔は飛ばした方がいいやろって思っていましたが、少ない打数で上がった方がいいという考えに変わりましたわ」。考え方だけでなく飛距離の出るフック系のボールから安定を求めてフェード系の球筋にも変えた。
■1Wの飛距離は240yでも距離感と方向性で勝負
50歳を過ぎても250ヤード地点にあるフェアウェイバンカーを気にすることはなかったが、ここ数年は安定を求め、さらに左ヒザの手術をしたことも手伝って、「今では250ヤードのバンカーは転がって入るのが精いっぱい」。ここ2〜3年はドライバーの飛距離は転がって240ヤード程度という。もともとダウンスイングで左サイドにウェートシフトするタイプだったが、踏み込む量を減らして無理なくスイングすることも安定感につながっている。
ただ、シニアとはいえ50代前半の“若手”の中には300ヤード近く飛ばす選手もいる。「最初からセカンドオナーって思っているから気がラク。後ろから先に寄せたらええやんって思ってます。昔は、番手間の中途半端な距離は短いクラブでしっかり振るようにしていましたが、今は大きいクラブでコントロールです。距離感を大事にしています」。還暦を目前にして飛距離に勝る距離感と方向性で勝負をしている。
■1歳年上の井戸木鴻樹に刺激を受ける
「昔は飛ばした方がいいやろって思っていましたが、少ない打数で上がった方がいいという考えに変わりましたわ」。考え方だけでなく飛距離の出るフック系のボールから安定を求めてフェード系の球筋にも変えた。
■1Wの飛距離は240yでも距離感と方向性で勝負
50歳を過ぎても250ヤード地点にあるフェアウェイバンカーを気にすることはなかったが、ここ数年は安定を求め、さらに左ヒザの手術をしたことも手伝って、「今では250ヤードのバンカーは転がって入るのが精いっぱい」。ここ2〜3年はドライバーの飛距離は転がって240ヤード程度という。もともとダウンスイングで左サイドにウェートシフトするタイプだったが、踏み込む量を減らして無理なくスイングすることも安定感につながっている。
ただ、シニアとはいえ50代前半の“若手”の中には300ヤード近く飛ばす選手もいる。「最初からセカンドオナーって思っているから気がラク。後ろから先に寄せたらええやんって思ってます。昔は、番手間の中途半端な距離は短いクラブでしっかり振るようにしていましたが、今は大きいクラブでコントロールです。距離感を大事にしています」。還暦を目前にして飛距離に勝る距離感と方向性で勝負をしている。
■1歳年上の井戸木鴻樹に刺激を受ける