そんな弟子の姿を芹澤は「今回はシニアに来て、周りが自分と同じ距離だからできるんです。レギュラーに行くと30ヤード以上置いてかれるから、飛ばそうと力んで、クラブの動きが変わっちゃう。シニアで回っていたらセカンドオナーではない。気分もよくなって余計にラインが出ちゃいますよ」と冷静に見ていた。
2日目も6つのバーディでトータル14アンダーまで伸ばし、2位に3打差をつけて単独トップに立った。しかし、最終日の優勝への道のりは簡単ではなかった。「ショットの調子は初日が一番良くて、だんだん右肩下がりではありました」と藤田は語る。
1、2番ホールはウェッジでのコントロールショットをミスして、チャンスにつけられず。伸ばしたい最初の2ホールで停滞し、重苦しい雰囲気があった。ウェッジのミスについては「自分が思ったような入り方をすれば距離感が合うんですけど、それが全部ズレているので、距離感もズレるという感じ」と、不安を抱えるなかでゲームを進めた。
とはいえ、バーディがこないだけでピンチはほぼなかった。「距離があっても上りにつける」マネジメントを徹底。同組の2人のシニアツアー歴代賞金王、タワン・ウィラチャンとプラヤド・マークセン(ともにタイ)が、横や下りからの難しいパットを残すのに対し、藤田はたとえグリーンを外しても、セーフティに上りにつけ『お先パー』を重ねていく。レギュラーツアーで戦い続ける役者の違いを見せた。初日よりは少ないチャンスのなかで4つ伸ばし、16番ホールで5打のリードを見て、勝利を確信した。
今季はシニアツアー初出場ながら、優勝賞金1400万円を獲得し、賞金ランキングトップに立った。今シーズンの賞金ランキング10位以内の上位2名の資格で、来年のシニアメジャー「全英シニアオープン」、同4位以内の資格で「全米プロシニア」と「全米シニアオープン」の出場権を得られる。優勝の余韻に浸りながらも「メジャーは考えています」と藤田。しかし、今回はレギュラーツアーがない空き週で、シニアツアーに出場したが、試合が重なればレギュラーを優先することになる。
「メジャーには行きたいけど、レギュラーでも頑張りたいし」と、もどかしい気持ちも。それでも、「まずは結果を出すこと。そのためのゴルフをしなきゃいけないと思っている」と目の前の試合に集中する構えだ。
2日目も6つのバーディでトータル14アンダーまで伸ばし、2位に3打差をつけて単独トップに立った。しかし、最終日の優勝への道のりは簡単ではなかった。「ショットの調子は初日が一番良くて、だんだん右肩下がりではありました」と藤田は語る。
1、2番ホールはウェッジでのコントロールショットをミスして、チャンスにつけられず。伸ばしたい最初の2ホールで停滞し、重苦しい雰囲気があった。ウェッジのミスについては「自分が思ったような入り方をすれば距離感が合うんですけど、それが全部ズレているので、距離感もズレるという感じ」と、不安を抱えるなかでゲームを進めた。
とはいえ、バーディがこないだけでピンチはほぼなかった。「距離があっても上りにつける」マネジメントを徹底。同組の2人のシニアツアー歴代賞金王、タワン・ウィラチャンとプラヤド・マークセン(ともにタイ)が、横や下りからの難しいパットを残すのに対し、藤田はたとえグリーンを外しても、セーフティに上りにつけ『お先パー』を重ねていく。レギュラーツアーで戦い続ける役者の違いを見せた。初日よりは少ないチャンスのなかで4つ伸ばし、16番ホールで5打のリードを見て、勝利を確信した。
今季はシニアツアー初出場ながら、優勝賞金1400万円を獲得し、賞金ランキングトップに立った。今シーズンの賞金ランキング10位以内の上位2名の資格で、来年のシニアメジャー「全英シニアオープン」、同4位以内の資格で「全米プロシニア」と「全米シニアオープン」の出場権を得られる。優勝の余韻に浸りながらも「メジャーは考えています」と藤田。しかし、今回はレギュラーツアーがない空き週で、シニアツアーに出場したが、試合が重なればレギュラーを優先することになる。
「メジャーには行きたいけど、レギュラーでも頑張りたいし」と、もどかしい気持ちも。それでも、「まずは結果を出すこと。そのためのゴルフをしなきゃいけないと思っている」と目の前の試合に集中する構えだ。