どうしても手だけでクラブを操作してしまう人向けのドリルがある。「クラブと一緒にスティックを握ってみるとすぐに分かります。スティックがなければ、クラブのシャフトの真ん中辺りを握って素振りをしてみましょう。フォローでクラブが自分の左サイドに当たる人は手だけで操作しています。体を回している人は、クラブが体には触れません」。ボールを打ち終えたら胸は目標方向に向くのが正しい動き。この体の回転が身につくと、ショットにも好影響を与えるという。
ボールをクリーンに打てるようになったら、実戦編として距離の基準を作る。「アプローチは自分の基準となる距離を作ることが大切です。キャリーで30ヤードを打つときの振り幅でもいいし、腰から腰までの振り幅で打ったときに何ヤード打てるかでも構いません。確実にこの距離なら打てるという基準を持っていれば、あとは振り幅の大小微調整するだけで、距離を打ち分けることができます」。練習場でいろんな目標に向かって打つ練習法もあるが、確実に自分が打てる距離をつくったほうが、実戦には有効だといえる。
取材協力・季美の森ゴルフ倶楽部
■鈴木亨
すずき・とおる/1966年5月28日生まれ、岐阜県出身。身長178センチ、体重80キロ。日本大学ゴルフ部時代は「日本アマ」などのタイトルを獲得。同期には川岸良兼がいる。89年にプロ転向後は、93年にツアー初優勝をはじめ、通算8勝。2011年までシード選手として長年活躍。シニア入り後は、3年目の18年に3勝を挙げて賞金ランキング2位。今季は賞金王を目指す。シニア通算5勝。ミズノ所属。
ボールをクリーンに打てるようになったら、実戦編として距離の基準を作る。「アプローチは自分の基準となる距離を作ることが大切です。キャリーで30ヤードを打つときの振り幅でもいいし、腰から腰までの振り幅で打ったときに何ヤード打てるかでも構いません。確実にこの距離なら打てるという基準を持っていれば、あとは振り幅の大小微調整するだけで、距離を打ち分けることができます」。練習場でいろんな目標に向かって打つ練習法もあるが、確実に自分が打てる距離をつくったほうが、実戦には有効だといえる。
取材協力・季美の森ゴルフ倶楽部
■鈴木亨
すずき・とおる/1966年5月28日生まれ、岐阜県出身。身長178センチ、体重80キロ。日本大学ゴルフ部時代は「日本アマ」などのタイトルを獲得。同期には川岸良兼がいる。89年にプロ転向後は、93年にツアー初優勝をはじめ、通算8勝。2011年までシード選手として長年活躍。シニア入り後は、3年目の18年に3勝を挙げて賞金ランキング2位。今季は賞金王を目指す。シニア通算5勝。ミズノ所属。