何度か勝っているとしても、16年も同じ選手とキャディが関係を続けている例は珍しい。なぜ鈴木は柿沼キャディを指名し続けるのか聞いてみた。「やっぱりカッキー(柿沼キャディ)が僕のことを一番よく知ってくれている。僕のキャディは他の人では多分務まらないんじゃないかな。息子にやってもらう以外は彼しかいない。楽ですよ。カミさんもそうだけど、一緒にいて楽な人じゃないともたないし、それに近いです。レギュラーのときなんて家にいるよりもゴルフ場にいるほうが長いんだから、家族よりカッキーといる時間のほうが長かったはず」。ゴルフ場ではまさに女房役という。
柿沼キャディも鈴木と気持ちは変わらない。「いまは違う仕事をやりながらキャディをやらせてもらっていて、日常から抜け出してきているわけです。ビジネスって感じではないので、当然嫌な人とは絶対にやらないです。僕が生意気なことを言っていることもあると思うんですけど、トオルさんはそれを受け止めてくれる。僕の性格とトオルさんの性格が上手くいっているのかな」。
レギュラーツアー時代には鈴木の妻の京子さんや、娘の愛理さんが柿沼キャディに誕生日プレゼントを用意したこともある。「鈴木家はみんないい人ばっかりで、感謝しかないですね。トオルさんは愛理ちゃんや貴ちゃんから刺激を受けているだろうし、京子さんはトオルさんの尻を叩く(笑)。それでトオルさんも良くなってきた。家族の絆っていうのか、鈴木家ってすごくうらやましいと思います」と柿沼キャディはしみじみと語る。表彰式では息子の貴之さんが父の応援に訪れ、鈴木と柿沼キャディと仲よく写真に収まった。
大会最終日は単独トップでスタートした鈴木が1番バーディで波に乗り、常に2打以上のリードを保って逃げ切った。「ハーフターンして残り5ホールくらいからは優勝を意識したのかな(笑)。トオルさんは緊張していましたよ。(難しい)14番をパーで切り抜けたのに、15番ではボギー。そこはちょっと反省点です」。2位に3打差をつける快勝でも、そんなことを言えるのは柿沼キャディだからだろう。
柿沼キャディも鈴木と気持ちは変わらない。「いまは違う仕事をやりながらキャディをやらせてもらっていて、日常から抜け出してきているわけです。ビジネスって感じではないので、当然嫌な人とは絶対にやらないです。僕が生意気なことを言っていることもあると思うんですけど、トオルさんはそれを受け止めてくれる。僕の性格とトオルさんの性格が上手くいっているのかな」。
レギュラーツアー時代には鈴木の妻の京子さんや、娘の愛理さんが柿沼キャディに誕生日プレゼントを用意したこともある。「鈴木家はみんないい人ばっかりで、感謝しかないですね。トオルさんは愛理ちゃんや貴ちゃんから刺激を受けているだろうし、京子さんはトオルさんの尻を叩く(笑)。それでトオルさんも良くなってきた。家族の絆っていうのか、鈴木家ってすごくうらやましいと思います」と柿沼キャディはしみじみと語る。表彰式では息子の貴之さんが父の応援に訪れ、鈴木と柿沼キャディと仲よく写真に収まった。
大会最終日は単独トップでスタートした鈴木が1番バーディで波に乗り、常に2打以上のリードを保って逃げ切った。「ハーフターンして残り5ホールくらいからは優勝を意識したのかな(笑)。トオルさんは緊張していましたよ。(難しい)14番をパーで切り抜けたのに、15番ではボギー。そこはちょっと反省点です」。2位に3打差をつける快勝でも、そんなことを言えるのは柿沼キャディだからだろう。