飯島自身はターゲットに真っすぐ線を向けているつもりだったが、構えたときにちょっと外側にズレていた。清水にボールを置いてもらうと、飯島の感覚では内側に向いているように見えた。「何人かの先輩たちに聞いたら『それが正しい』と。なので、きょうはそれを信じて、ボールの線を自分のほうに向けるような感じで置いたら、それが良かったですね」と振り返る。

飯島は賞金ランキング21位で最終戦を迎え、30位までに与えられるシード権は確保。狙うは悲願のツアー初優勝だ。レギュラーツアー時代には2004年の「ミズノオープン」でプレーオフへ進むも、ブレンダン・ジョーンズ（オーストラリア）に敗れた。それがツアー初優勝にもっとも近づいた瞬間で、シニアも含めてツアーではまだ勝利はない。

「ツアー優勝はやっぱり目標。勝ちたいですよね。最後はグッドフィニッシュをしたい」。残り2日で「トータル二ケタアンダーを目指して」ツアー初優勝をつかみにいく。